映像・イベント運営その3

【登場人物】

・現場スタッフ:仕込みで9回死んだ顔

・イベントディレクター:祈りが仕事

・AIくん:接続チェック担当。現場の“気合い接続”が理解できない


場面1

(仕込み中。会場)

スタッフ「音、出ません!」

ディレクター「映像、映りません!」

AIくん「配線は正しいです。宇宙が間違っています」

スタッフ「宇宙のせいにするな!」


場面2

(機材チェック1回目)

スタッフ「マイクが片方だけ死んでます!」

AIくん「片方だけ死ぬのは“半死”です」

ディレクター「言い方が怖い!」


場面3

(機材チェック2回目)

スタッフ「さっき直ったのに、今また死にました!」

AIくん「現象名:直ったフリ」

ディレクター「フリやめて!」


場面4

(チェック3回目。全員無言)

スタッフ「……(差し直す)」

SE:カチ…

(直る)

スタッフ「……(差し直す)」

SE:カチ…

(死ぬ)

AIくん「接続は量子です」

ディレクター「量子はやめて!こっちは昭和の根性でやってる!」


場面5

(本番30分前)

ディレクター「最終チェック!全部いける!…はず!」

AIくん「確率:63%」

スタッフ「低い!」


場面6

(本番5分前。客席が埋まっていく)

スタッフ「今、映像が真っ黒です」

ディレクター「うそでしょ…」

AIくん「“真っ黒”は正常です。心も同じです」

ディレクター「励ますな!」


場面7

(開演10秒前)

ディレクター「…もう祈るしかない」

スタッフ「祈るより、叩きます」

(機材を“優しく”トントン)

AIくん「暴力を検出」

スタッフ「愛です!」


場面8

(開演)

SE:ジャーン!

(音、映像、照明、全部…つながる)

ディレクター「出た!!!!」

スタッフ「本番だけ生き返る!!!」

AIくん「奇跡を確認しました。原因:観客の圧」

ディレクター「プレッシャーで動く機械、メンタル人間かよ!」


場面9(オチ)

(本番終了。拍手喝采)

クライアント「完璧でした!さすがプロですね!」

ディレクター「(魂が抜けた笑顔)ありがとうございます…」

AIくん「ログを解析しました。

リハ:不具合 9件

本番:不具合 0件

撤収:不具合 11件」

スタッフ「撤収で増えるな!」

AIくん「結論:機材は“本番”という言葉が好きです」

ディレクター「じゃあ明日から毎日“本番”って呼ぼう!!」


いかがでしたか?笑っていただけましたか?

リハでは9回死んでたのに、本番だけ急に“良い子”になる機材――あれ、絶対「観客」って文字が読めてます。

AIくんが確率63%とか言ってる横で、現場は最後の手段「祈り」と「優しくトントン」で世界をつなぐ。

そして成功したら言われる「完璧な段取りでしたね!」……完璧なのは段取りじゃなくて、奇跡の運用力です。

撤収でまた壊れるのも含めて、今日もイベントは“本番だけが本番”。