映像・イベント運営その2
【登場人物】
・音響スタッフ:ケーブルを飼っている(つもりはない)
・イベントディレクター:全体を見るが足元は見ない
・AIくん:配線図が読める。現場の“絡まり”は未学習
場面1
(会場仕込み。床にケーブルが1本)
音響スタッフ「よし、音声ライン一本。きれいに這わせた。完璧」
AIくん「配線:1。整然。気持ちいい」
ディレクター「すごい!プロだ!」
場面2
(10分後。ケーブルが3本に増える)
ディレクター「すみません、映像も追加で」
音響スタッフ「はいはい、HDMI一本ね」
AIくん「配線:4。まだ生態系ではありません」
場面3
(さらに追加が止まらない)
ディレクター「急きょ配信用PCも置きます」
音響スタッフ「電源、LAN、USB…」
AIくん「配線:9。ここから“森”になります」
音響スタッフ「森って言うな!」
場面4
(床がケーブルの海)
音響スタッフ「はい、ここは“通路”です!踏まないで!」
ディレクター「了解!」
(次の瞬間、ディレクターが普通に踏む)
音響スタッフ「踏んだぁぁ!!」
AIくん「人類は“了解”のあとに踏みます」
場面5
(ケーブルが絡まり始める)
音響スタッフ「…あれ?このケーブル、さっきまで2mだったよね?」
AIくん「自己増殖を検出」
音響スタッフ「いや、そんな機能ない!」
AIくん「ケーブルの特性:絡まるほど長く感じます」
場面6
(ついに生態系化)
音響スタッフ「この黒い太いのが主(ぬし)です」
ディレクター「主…?」
音響スタッフ「触ると怒ります」
AIくん「食物連鎖:電源→音声→映像→謎」
場面7
(新人が来る)
新人スタッフ「これ、どれがどれですか?」
音響スタッフ「見たらわかる」
新人スタッフ「見てもわからないです…」
AIくん「見てもわからない:成熟した生態系の証」
場面8
(本番直前、一本抜ける)
SE:ブツッ
ディレクター「え、画面消えた!」
音響スタッフ「誰かが主を怒らせた…!」
AIくん「犯人推定:‘了解’した人」
ディレクター「俺!?」
場面9(オチ)
(奇跡的に復旧し、本番成功)
ディレクター「完璧でした!段取り最高!」
音響スタッフ「段取りじゃない…生態系が機嫌良かっただけ…」
AIくん「結論:イベント成功=ケーブルのご機嫌」
音響スタッフ「次からケーブルに“お供え”しようかな…」
