【登場人物】


  • 父:真面目に「家族会議」をやりたがる人
  • 母:とりあえずお茶を出す人
  • 高校生の娘・ミホ:スマホ片手に参加
  • 祖母:だいたい本題を忘れている





リビング。テーブルに家族が集合。


父「よし、今日は“今後の家計について”家族会議をします!」

母「その前にお茶淹れるね〜。せんべいもあるよ。」

ミホ「家計の話とせんべいの相性よ。」




父「まず光熱費がですね——」

祖母「今年の冬は雪、多いかねぇ。」

母「あーこの前、隣の佐藤さんも言ってた!」

ミホ「雪の話、急に広がる。」


話題はいつのまにか「隣の家の犬」と「昔の大雪」の思い出へ。




父「えーと、家計の話に戻していいかな?」

母「あ、そういえばスーパーの特売がさ——」

ミホ「それもう“家計会議”じゃなくて“チラシ情報共有”だから。」




30分後。


父「……つまり今日決まったのは?」

母「佐藤さんちの犬が太った。」

祖母「あと、昔のストーブはよく壊れた。」

ミホ「家計ゼロ決定。」


父「次こそは本気で家計の話を——」

母「来週“旅行の計画会議”しようよ。」

ミホ「会議名からしてもうブレてる。」





いかがでしたか?笑っていただけましたか?

家族会議って、大きなテーマで集まったはずなのに、

終わってみると「隣の家の近況」と「昔話」だけが濃く残りますよね。

決まったことはゼロでも、なんだかんだ笑ってお茶飲んでるあたり、

それ自体が一番“家族らしいコストのかけ方”なのかもしれません。