【登場人物】



  • 父:突然“家庭ルール”を生み出す独裁者タイプ
  • 母:だいたい呆れている
  • 息子:被害を受けがちな市民代表






【場面:リビング。父が新聞をバサッと畳む。】



父(真剣な顔)

「本日より、この家に新しいルールを施行する。」


母「あ、始まったわ…“謎ルール憲法会議”。」


息子「父さん、また急に!? 何のルール?」




「第一条!

 “リモコンはソファ中央に置くべし!”」


息子「なんで!?」


父「昨日、私が探したからだ。ゆえに絶対だ。」


母「理由が私的すぎる。」




父「続いて 第二条!

 冷蔵庫のプリンは、“早い者勝ちから抽選制”へ移行する!」


息子(困惑)

「抽選!? お父さん、うちは三人家族よ?」


父(胸を張る)

「民主主義国家なので。」


母「なら、最初から相談して決めなさいよ。」




父(勢いづく)

「第三条!

 家の中では“お父さんを見つけたらハイタッチをすること”!」


息子「なんでそんな陽キャ制度を!?」


母「寂しいのよ。構ってあげなさい。」




父「そして最重要!

 “家事手伝いをした者は、夕飯のおかわり権を得る!”」


息子(冷静)

「それ最初からそうでいいやつ。」


母(腕組み)

「ていうか、父さんも家事すれば?」


父(急に弱くなる)

「……そ、それは憲法に書いてないので……」


息子&母

「はい、改正案可決ーー!!」


父「そんな独裁的なやり方おかしいだろ!? 私の国なんだぞ!?」


母「もう独裁じゃないの。三権分立よ。」


息子「父さん一人だけ“立法権しかないけど却下される係”。」


父「そんな情けない係あったか!?」




いかがでしたか?笑っていただけましたか?

どこの家にもあるんですよね、父が突然発明する“謎ルール”。

そしてだいたい一回で廃案になる。

でもたま〜に、本人の知らないうちに家の憲法になってる条文もあるんですよね。