【登場人物】
・ミカ(20代女性・就活生)
・面接官(40代男性)
・別の面接官(30代女性)
(面接室。緊張したミカが椅子に座る)
面接官(男性):
「では自己PRをお願いします。」
ミカ(少し震えながら):
「はいっ!私の強みは“情熱”です!」
面接官(女性):
「いいですね。何か具体例はありますか?」
ミカ:
「はい。推しのライブチケットを取るために、三日間連続で徹夜しました!」
面接官(男性):
「……え、推し?」
ミカ:
「はい、“御社の製品”よりも大好きな推しです!!」
(面接室、沈黙)
面接官(女性):
「……“御社より”?」
ミカ(顔が真っ赤になって):
「あっ!違うんです!御社も推してます!あの…“副推し”です!!」
面接官(男性、メモを取りながら):
「“副推し企業”…新しい概念だな。」
面接官(女性):
「ちなみにその“推し”というのは?」
ミカ(キラキラした目で):
「〇〇アイドルグループのセンターの方で…!」
(突然テンションが上がる)
ミカ:
「笑顔が太陽みたいで…もう私の人生のモチベーションなんです!!!」
(面接官たち、顔を見合わせて苦笑)
面接官(男性):
「なるほど。では最後の質問です。“推し”と“御社”が同時にイベント開催したら?」
ミカ(即答):
「……すみません。推しです。」
(沈黙。だが男性面接官が笑い出す)
面接官(男性):
「いいね、その正直さ。採用だ。」
ミカ(驚いて):
「えっ!?いいんですか!?」
面接官(男性):
「うちの社員、みんな誰かを推してるからね。」
(ミカ、感動して涙目)
ミカ:
「ありがとうございます!これから“推しと御社”の両立、頑張ります!!!」
いかがでしたか?笑っていただけましたか?
就活でも恋でも、「推し」への情熱は隠せないもの。
でも実は、“何かを本気で好きになれる力”こそ最大の武器かもしれません。
御社も推しも大事にする就活生、最強です(笑)。
