【登場人物】

・アヤ(30代女性・常連客)

・美容師(20代後半・新人)

・店長(40代男性)




(美容院の椅子に座るアヤ)


アヤ:

「こんにちは〜、今日も“いつも通り”でお願いします!」


美容師(にっこり):

「かしこまりました!“いつも通り”ですね!」


(ハサミをシュッシュッと動かす音)


アヤ(安心してスマホを見ながら):

「やっぱり、ここ落ち着く〜」


(しばらくして…)


美容師:

「お待たせしました!完成です!」


アヤ(鏡を見て):

「えっ……誰これ!?」


(髪はショートボブ、明るめのカラーに!)


アヤ:

「“いつも通り”って言いましたよね!?」


美容師:

「はいっ!“昨日担当したお客様のいつも通り”で!」


アヤ:

「人違いぃーーーっ!!!」


(そこに店長が登場)


店長:

「どうしたの?」


アヤ:

「“いつも通り”が、知らない人の通りでした!」


店長:

「……業界あるあるだな……」


(アヤ、鏡越しにため息)


アヤ:

「次からは、“自分の通り”って言います…」







いかがでしたか?笑っていただけましたか?

「いつも通り」ほど危険な曖昧ワードはありません(笑)。

美容師さんの記憶力と、客の思い出がズレる時——それが“悲劇のヘアチェンジ”の始まりです✂️💦