【登場人物】
- カズヤ(20代・会社員、腹を壊しがち)
- 神様(トイレに降臨する謎の存在)
- 店員(淡々としたアルバイト)
【場面】
深夜のコンビニ。カズヤが急いでトイレに駆け込む。
カズヤ(青ざめながら)
「やっべぇ…今までで一番やばいやつ来た……!!」
(便座に座ると、突然、個室の電気が神々しく光り出す)
神様(低音ボイス)
「…よく来たな、カズヤよ。」
カズヤ
「え、え? トイレに神降臨した!? いや、今それどころじゃ……」
神様
「お前の腸の動きはすべて我が見ておる。」
カズヤ
「やめてーー!プライバシー侵害ーー!!」
神様
「問おう。お前が真に求めるものは何だ。」
カズヤ
「今は…トイレットペーパーです!!!」
(神様の手から、ふわっと白い紙が舞い降りる)
【オチ】
トイレを出たカズヤ、レジで会計。
店員(無表情で)
「あのー、お客様。さっきのトイレ、照明壊れてますけど、大丈夫でした?」
カズヤ(真顔で)
「…神がいました。」
店員:「は?」
いかがでしたか?笑っていただけましたか?
トイレは人間最後の聖域。
そこに神が降りるなら、たぶん一番人助けになる瞬間かもしれません。
神から紙を受け取った男
“切実さ”がレベル違いますから(笑)
