【登場人物】
・ジョージ(60代・ベテラン漫才師。声が出ない)
・ ケン(50代・相方。陽気で情に厚い)
・客席の観客たち(シニア層中心)
【場面】
小さな地域の文化ホール。
“お笑い復活まつり”の最後のステージ。
舞台に立つのは、10年ぶりに再結成された
伝説のコンビ「ジョージ&ケン」。
【本編】
ケン(マイクを握って、元気よく)
「どうもー!ジョージ&ケンです!10年ぶりやでー!」
(拍手とざわめき。観客の中には涙ぐむ人も)
ケン(ジョージに振る)
「なぁ、ジョージ!久々やけど声出るか〜?」
ジョージ(首を振ってニッコリ。
代わりにポケットからホワイトボードを取り出す)
ボードに書かれた文字:
《声は出えへんけど、ボケは止まらへんで》
客席:爆笑。
ケン
「おい、しゃべらんでもスベってるってどういうことやねん!」
ジョージ(無言でドヤ顔 → ボードをクルッ)
《お前のツッコミ、昔から迷子やで》
客席:ドッカーン。
(そこからノンバーバル漫才が始まる)
ジェスチャー、ボード、表情、そしてケンのアドリブ。
まるで二人がしゃべってるかのようなやり取り。
言葉がなくても、笑いが止まらない。
【クライマックス】
舞台の最後、ジョージがボードにこう書く。
《ありがとうな、笑いがワシの声やったわ》
ケン(泣き笑い)
「……今の、はっきり聞こえたで、相方」
(客席から、割れんばかりの拍手)

いかがでしたか?笑っていただけましたか?
今回は、ちょっと切なく、でも“芸人魂”が炸裂する回でした。
声が出なくなっても「笑いを届けたい」という情熱は、
マイクじゃなくて“ボード”でも十分伝わるんですよね。
最後の「ありがとうな、笑いがワシの声やったわ」──
私も書いてて泣きそうになりました(笑)