【登場人物】
- オオタくん(44歳・一般人・見た目がやたら宇宙っぽい)
- 国会議員たち(与党・野党・どっちも)
- 委員長(冷静な進行)
- UFO研究家・Dr.ウツボ
- 傍聴席のヤジロボ
【場面】
衆議院予算委員会 特別枠「未確認生命体との接触に関する集中審議」
【本編】
委員長
「では次に、“東京都在住・オオタ氏”による参考人陳述に移ります」
(証言台に現れた男、オオタくん。細長い顔、銀色スーツ、ピカピカのハゲ)
野党議員(ざわっ)
「ちょ…ほんとに宇宙人ぽい!」
与党議員(ざわざわ)
「なんか…翻訳機つけてそう」
オオタくん
「違います!私はただの町内会長です!」
Dr.ウツボ(目を光らせて)
「昨年、彼は“誰もいない夜の公園で光っていた”という目撃証言が7件。
さらに、自宅冷蔵庫の中には“謎の緑色の梅干し”が!」
オオタくん
「それ、ただの青梅漬けです…!」
与党議員
「ではお聞きします。あなたの趣味、“周波数浴”とは何ですか?」
オオタくん
「ただのラジオ体操です!!」
野党議員(メモをとりながら)
「彼の頭皮…まったく毛根反応がない…まさか、別種族?」
傍聴席ロボ
「ピピピ…地球の恥ずかしい会話、記録中…」
(空気がざわつく中、オオタくんが静かに語る)
オオタくん
「確かに私は、見た目がちょっと変わってます。
でも、朝は納豆食べるし、健康診断では“メタボ予備軍”と言われた。
誰よりも…地球的に、ふつうの中年なんです!!」
【オチ】
後日。オオタくんは地元で「宇宙人に最も近い男」として人気者になり、
ご当地ゆるキャラ化された。名前は…
「オオター星人」。
いかがでしたか?笑っていただけましたか?
世の中、「見た目」や「謎の趣味」だけでラベリングされがち。
でもオオタくんは、そんな偏見にも負けず、国会という日本一バズりにくい場所でバズりました。
しかも、ゆるキャラになるとか…もう本物の宇宙人より強い(笑)
