【登場人物】


  • 八百屋のオヤジ・ツネさん(58):どこか乙女心を忘れられない昭和のロマンチスト。
  • 常連の奥さん(50代):しっかり者。
  • 近所の小学生・カズオ:ツネさんを慕ってるが、冷静なツッコミ役。



【場面:昭和の小さな八百屋】


ツネ:「よぉし…今日も聖子ちゃんカットの大根を並べて〜っと…」

カズオ:「え、それただの曲がった大根じゃん」

ツネ:「バカやろう!これは中森明菜型だ!クールでツンとしてるの!」

奥さん:「ツネさん、また“昭和のアイドル妄想劇場”始まったよ〜」


(店内奥、謎のショーケースに光るPOP「昭和のアイドル野菜シリーズ」)


ツネ:「ピーマンは百恵!苦いけど芯がある。スイカは聖子!甘さ爆発!…んで、きゅうりは明菜!ちょっと曲がってるとこがまたイイんだ…」

カズオ:「ツネさん…八百屋じゃなくてアイドル研究所になってるよ」


(突然、店のラジカセから『セーラー服と機関銃』が流れる)

ツネ(目を潤ませて):「うおおお…やっぱり俺、薬師丸ひろ子にしとけばよかったぁ…!」


奥さん:「何と迷ってたの?」

ツネ:「…百恵と結婚したつもりで、夜に“もしもシリーズ”やってたんだよ」

カズオ:「こわっ、夜の妄想ラジオ番組!」



いかがでしょうか?笑っていただけましたか?

昭和の八百屋に潜む“アイドル純愛浪漫”――もう令和じゃ誰もついてこれません。でもそれがイイ!笑