【登場人物】
- カナ:30代OL。感情を出すのがちょっと苦手な合理主義者。
- 同僚マリ:感情のデパート。笑いも涙も1分で出せる人。
- 宝くじ売り場のおばちゃん:お祝いテンションがすごい。
【場面:オフィスの休憩室】
(カナ、机の上で静かに封筒を開封)
カナ(無表情で)「……うん、当たったわ」
マリ「えっ?なになに?」
カナ「宝くじ。一等。3億」
マリ「さんおく!?え!?すごすぎない!?え!?叫ばないの!?バンザイしないの!?机叩かないの!?」
カナ「いや…その…喜び方…わからなくなっちゃって…」
【場面②:過去のフラッシュバック】
(回想)
- 試験に合格→「あ、受かりました」
- 推しからリプが来た→「ほう」
- 告白された→「……なるほど」
(現代に戻る)
カナ「たぶん、感情ボタンが初期化されてる」
マリ「いやその前に“修理出して”!3億だよ!?」
【場面③:宝くじ売り場にて】
(カナ、受け取りに来る)
売り場のおばちゃん「お嬢さん!おめでとぉぉぉお〜〜!!!いやぁぁぁ!出たよ出たよ!うちから3億出たよーーー!!」
カナ「……ありがとうございます。(微笑)」
おばちゃん「え?え?無音!?“3億スマイル”来ないの!?拍手もないの!?」
カナ「あの、3億で“感情インストール”ってできますか?」
【場面④:オチ】
(カナ、銀行の帰りにアイスを買う)
カナ(パクリ)「………このアイス、美味しいかも」
(その瞬間、遠くの空に虹)
マリ(ナレーション風)「3億円では買えなかったが、アイス140円で少し感情が戻った日だった――」
(エンディング:キラ〜ン✨)
