【登場人物】


  • ミチコ(29):誕生日を迎えたが、どこか神妙な顔の娘
  • 両親(父・母):どこか浮かれ気味だが気を遣っている
  • 弟・タカシ(大学生):空気を読まない天然




【場面①:リビング。誕生日パーティーの準備中】


(壁に「🎉HAPPY 29th BIRTHDAY🎉」の手作りポスター)

母:「今年もちゃんと作ったわよ〜!29歳のケーキ、ほら“にく”のロウソク立てたの」


ミチコ:「…ありがとう。でももう“にく”って喜べる歳じゃないんだよ」


父(空気を読んで):

「いや〜でもさ、29ってまだまだ若いよ?昭和で言えば、戦後すぐだし!」


ミチコ:「いや…何の例え?!」




【場面②:ケーキを前にして】


母:「ミチコ、そろそろ“30”って数字、見たくないかもって思って…だから来年も“29”にしない?」


ミチコ(にやりと):

「それ、いいね。“29歳ループ”制度、導入しますか」


父:「会社の履歴書も全部“29”で統一しとく?」


ミチコ:「それやると、書類選考で逆に落とされるやつ!」




【場面③:弟タカシ、何も知らずに登場】


タカシ:「姉ちゃん30になるんだっけ?おめでとー!」


(場が凍る)


タカシ:「……え、え?何かマズいこと言った?なんでみんな黙るの?」


ミチコ(にっこり):

「今、ちょうど“年齢”って言葉にナーバスなタイミングだったのよ…タカシくん?」


タカシ:「え、俺、なんか消される?」




【ラスト】


(写真撮影の瞬間、家族で並んでピース)


父:「はいチーズ!“みんなで29歳”〜〜!」


母:「うち、29歳が一生続く家族だから!」


タカシ:「俺どうなるの!?28歳以下禁止なの!?」


ミチコ:「あんたは“家族内年齢詐称罪”で30年くらい29歳やってなさい」



いかがでしたか?笑っていただけましたか?

年齢の話になると、なぜか空気がピリッとする…それが“娘”という存在。

たとえ家族でも、その一線を越えるかどうかは、命に関わる問題です(笑)。

でも、いくつになっても「29歳」でいたい気持ち、ちょっとだけわかる気がします。

なお、うっかり“30代”と言ってしまった父の安否は、いまだ確認できておりません。

^_^