【登場人物】
- 武田さん:有機農業ひとすじ30年、ちょっと頑固な農家
- アヤ:意識高い系市民団体の代表。口癖は「それ、エビデンスありますか?」
- 市職員・タナカ:どこか常に眠そうな窓口担当
【場面①:市役所ロビー】
アヤ(情熱的に):
「わたしたちは、奇跡の在来種“愛すべきキャベツ・タケダ1号”を守るべきです!」
タナカ(書類パラパラしながら):
「その…“ナショナルトラスト”ってつまり…畑、買うんですか?」
アヤ:「そうです。市民の力でこの畑を守り、未来に残すんです!」
武田:「おれ、土地は残していいけど…虫も一緒に残るよ?」
タナカ:「それはちょっと困るかもですね…」
【場面②:畑での視察】
アヤ:「見てください、このキャベツ…太陽を浴びて、まるで大地の宝石!」
(その横で、武田が巨大な青虫をピッと投げている)
武田:「宝石の裏には“勇者”が潜んでんだよ。ほら、今日のMVP青虫くん」
アヤ(やや引き気味):「虫は…リアルすぎますね……」
【場面③:クラウドファンディングの撮影】
アヤ:「“食を守ることは、命を守ること”!今すぐこのプロジェクトにご支援を!」
(その横で武田が段ボールに“キャベツ3玉で500円”と書いて直売スタート)
武田:「支援より先に“今夜のおかず”な。売れ残ると冷蔵庫がキャベツまみれだ」
【ラスト:市民説明会】
タナカ(ぼそぼそ):
「今日のご来場、ありがとうございます。説明資料は裏紙を使用しています…武田さんからの提供です」
武田:「だって、資源もキャベツも大事にしないと、未来がもたんでしょ」
アヤ:「その通りです!」
(なぜか拍手が巻き起こる)
※ナレーション(風):
「こうして、ひとつの畑とキャベツが、虫ごと未来に受け継がれることになったのであった。」
