【登場人物】
- アヤカ:出版社の若手編集者。真面目で優しすぎる性格
- カワムラ:売れっ子スピリチュアル作家。名言で飯を食う男
- 同僚・ナツキ:テンション低めの冷静女
【場面:出版社の編集室】
アヤカ(PCカタカタしながら):「“あなたはそのままでいい”……か。うーん、もうちょっとインパクトが欲しいな」
(机の上には、自己肯定系の名言カードがズラリ)
アヤカ:「“あなたは存在してるだけで尊い”……これはどうだろう……尊いって、何だ……私って……尊いのか……?」
(遠くを見るアヤカ)
【場面:打ち合わせ中】
カワムラ(自信満々):
「“悩んでもいいんです。悩むことすら、あなたのストーリー”ってどう?響くでしょ?」
アヤカ:「(小声で)私、今ストーリーどころか…ドキュメンタリーでも無理かもです…」
カワムラ:「ん?」
アヤカ:「いや、“存在するだけで価値がある”って、校了前に30回読んでると、なんかこう……逆に圧が…」
【場面:社員食堂】
ナツキ(ごはんもぐもぐしながら):
「アヤカ、それ“自己肯定バーンアウト”ってやつじゃない?」
アヤカ:「あるのそれ!?」
ナツキ:「ある。自己啓発読みすぎて“むしろ自己迷子”になるやつ。うちの部署、3人それで休職した」
アヤカ:「そんな恐ろしい編集部……!」
【ラスト:帰り道】
アヤカ(深呼吸):
「…自分を大切に、か…。うん、じゃあ今日は…唐揚げ弁当2個食べていいかな?」
ナツキ:「それはちょっと“自分を甘やかしすぎ”じゃない?」
アヤカ:「“甘やかすのも自愛のうち”って昨日ゲラに書いてあった!」
ナツキ:「あ、それ書いたの私だわ」
(2人で大笑いして、心がちょっと軽くなる)
いかがでしたか?笑っていただけましたか?「誰かの心を軽くしたい」と思って始めたことが、気づけば自分の心にズシンとくる…。そんな経験、意外とあるんじゃないでしょうか。原稿の最後に書いたのは、「無理しないでね」。それ、まさに今の自分に言いたかったです。(笑)
^_^
