登場人物

ミカコ:見た目にこだわりすぎた美容マニア

エリ:親友。正直者

ドクターシン:美容外科医。ちょっと怪しい


(美容クリニックの個室。鏡の前でミカコが不安げに)


ミカコ:「先生……このシワ、どうにか……。あと目尻と、口元と、あと“年齢感”を削除したいんです。」


ドクターシン:「ミカコさん……もうこれ以上“人間”としての改造余地は少ないですが……やりますか?」


ミカコ:「もちろん。永遠の28歳、ここに宣言します!」




(数日後、親友エリとカフェ)


エリ:「え、誰!?……て、ミカコ!? 顔の動き、どこ行った?」


ミカコ(目だけがやたらキラキラして無表情):「わたし、もう“表情”で年取らないの。」


エリ:「こわッ!人形寄りじゃん!笑ったら割れそうなんだけど!」


ミカコ:「大丈夫。笑わないし泣かないし、年もとらない。“アンチエイジング完全体”だから。」




(その夜、ミカコの部屋)


ミカコ(鏡の前、無表情):「今日も老けなかった。完璧……」


(その瞬間、鏡の中の自分が一言)


鏡の中のミカコ:「……でも、誰?」


(ミカコ、初めて表情が動きかける)


ミカコ:「……え?」




ナレーション風に:


“美しさを求めすぎると、いつか“自分”を忘れてしまう”

アンチエイジング、それは“記憶の美容整形”でもあるのだ——


いかがでしたか?笑って頂けましたでしょうか?

「美しくありたい」という気持ちは、誰しも持っているもの。

でも、それを突き詰めすぎると、“老化”じゃなくて“自我”の喪失と戦うことになるのかもしれません。

このコントでは、「アンチエイジング=敵はシワだけじゃない」というメッセージを、ちょっとブラックに描いてみました。

鏡の中の自分が「誰?」って言い出したら、それはもう“肌年齢”より“心年齢”のメンテナンスが必要なサインかも……。

ちなみに、モデルになったキャラのミカコさん、その後“表情筋トレーナー”として再出発したそうです。

一日に笑顔100回——“しわ”より“しあわせ”が刻まれる人生を、今は生きているとか。

^_^