【登場人物】
- 父(たかし):買い物が壊滅的に下手な昭和気質のお父さん。服はとくに弱い
- 母(けいこ):何十年もたかしの買い物をフォローしている
- 店員:若くてノリのいいアパレル店員
【場面:ショッピングモール内・セール中のメンズ服売り場】
(たかしがひとりで服を手にしてウロウロ)
父(タグを見ながらつぶやく):「M…?L…?いや、LLか…?いや、昔はMだったしな…」
(店員が近づく)
店員:「いらっしゃいませ〜!ご試着されますか?」
父:「いや、だいたいわかるんで!」
(そのままTシャツとパンツをレジへ)
【場面:家のリビング】
(けいこが買ってきた袋をチェック)
母:「はい出た〜〜!また“色は悪くないけど全部サイズアウト”のやつね!」
父:「いや、なんか“若々しい感じ”がいいかなと思ってMにしてみた」
母:「思春期か!」
(パンツを取り出すと、なんと“スーパースキニー”の文字)
母:「これ、たかしの太ももどこに入れるの?無理ゲーでしょ」
父(苦笑い):「でもセールでさ!70%オフだったんだぞ!」
母:「“役に立たない70%オフ”、むしろ“損の極み”よ!」
【場面:後日・再び売り場】
(母と一緒に買い物に来た父)
母:「あのね、“サイズが合う”ってのは“奇跡”じゃなくて“計測”なの」
(店員が笑顔で対応)
店員:「奥さま、いつもありがとうございます!今日は“フィット保証コース”ですね!」
父(苦笑しつつ):「…こうしてまた俺は、服を“選ばれる側”の人生を歩むのだな…」
母:「選ばれただけありがたいと思いなさい」
【ラスト】
(試着室から出てくる父、ピッタリな服を着て)
店員:「おお〜!ピッタリです!お似合いですよ!」
父:「……オレ、自分じゃ絶対買ってないな、これ」
母:「それが正解」
