【登場人物】


  • 島村(しまむら):自称“ミスター・ツリーフリーペーパー”。情熱とクセが強い発明家
  • 彩香(あやか):役所の職員。環境系担当。冷静
  • 工場長:紙工場の現場責任者。ノリは昭和寄り




【場面:地方自治体の環境支援センター・相談室】


島村(ドンと紙束を机に置く):「どうだこの紙は!?木を1本も使ってない、完全“サトウキビ絞りかす製”だ!」


彩香(書類をめくりながら):「……確かに、手触りはいいですね。でも少し…甘い匂いが…?」


島村(目を輝かせて):「そう!“香る紙”という新ジャンルだ!コピー機に入れると、オフィスがトロピカルになるんだ!」


彩香:「会議中に虫が寄ってきそうです」




【場面:紙工場の一角】


工場長:「島村さんよォ、この紙、しっとりしすぎて輪転機が詰まるんだわ…なんかこう、紙っていうより“湿気たラップ”なんだよな」


島村:「そこがいいんです!森を守る代わりに、機械のご機嫌を少し取る。そんな時代です!」


工場長:「そんなエコあるか!!」




【場面:エコ展示会・特設ブース】


(島村、白いスーツを着て紙を配っている。ブースに貼られた垂れ幕には大きく)


『地球に優しい紙です。でも虫にもモテます』


彩香(呆れつつも笑いながら):「キャッチコピーのクセがすごい…」


島村(ドヤ顔で):「いいだろう。“木を切らずに名刺を配る男”――それが、ミスター・ツリーフリーペーパーだ!」


(後ろのブースでは、紙に群がるハチたちがブンブン)


彩香:「そろそろ虫除けの研究も始めてください」




【ラスト】


島村(手を広げながら):「地球を救うには、少しくらいベタつく覚悟が要るのさ!」


工場長(遠くから):「印刷機にも覚悟させてくれや!!」



いかがでしたか?笑っていただけたでしょうか?

もちろん、コントに出てくるような“甘い紙”なんて実際にはありません(笑)。


でも実は、木を使わずに紙を作る「非木材紙」の製品化は、そうしたユニークさにも負けないくらいの挑戦の連続でした。


この紙を工業製品として初めて世に送り出したのは、日本リサイクル運動市民の会の「ツリーフリープロジェクト」。高橋さんをはじめとする多くの仲間が力を合わせ、東海パルプさんの協力を得ながら、何年にもわたり試行錯誤を重ねてきました。


全国の製紙会社を回ってお願いしていた日々を思い出すと、今でも胸が熱くなります。

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