ふ【登場人物】
- 田島社長(たじま):材木屋5代目、名物社長。口調が完全に“寅さん”
- 優香(ゆうか):新卒社員。平成生まれの冷静タイプ
- 板前(いたまえ):常連の大工さん。ツッコミ係
【場面:老舗材木屋・店先】
(田島社長、腹巻き&帽子スタイルで登場。口上を始める)
田島社長:「毎度どうも〜!“人情と木目”の店、田島材木店でございッ!!」
優香(小声):「…あの、社長…今日、工務店の視察来る日なんで、ちょっと普通にしてもらえますか?」
田島社長(満面の笑み):「お嬢ちゃん、それは無理な相談ってもんよ。こちとら、材木屋界のフーテンよ!」
板前(板を担いで通りかかる):「“木のことなら田島に聞け、情けのことも田島に聞け”ってCMやってたの、まさか社長の声だったんスね…!」
【場面:事務所】
(田島社長、昔ながらの帳簿を広げて)
田島社長:「へぇ〜、今時は“木材の流通”も全部デジタルかい?あっしの時代は、木も伝票も手で数えたんだよ」
優香:「だからその“昭和感”がすごいんですってば…」
田島社長:「まぁまぁ、お嬢ちゃん、そこんとこは、こう思うのよ。“人ってぇのは、数字じゃ測れねぇ”ってな…」
優香:「社長、今それ“在庫”の話ですよね?」
【場面:視察に来た工務店の一行が到着】
(緊張する社員たち。が、社長が先に出ていく)
田島社長(にっこり):「ど〜も、はじめまして。“ふらっと寄ったら人情で柱もらった”でおなじみの、田島でございッ!」
視察代表:「えっ…あのCMの人!?本物!?」
板前(小声):「社長、もう“木材界のゆるキャラ”になってるっすよ…」
【ラスト】
(記念撮影の列に並ぶ工務店一行)
優香(つぶやく):「なんでこんな胡散臭い寅さんが、100年続く会社の社長なんだろう…」
板前:「そりゃお嬢ちゃん、木の目を読むより、人の目ぇ読めるからさ」
(田島社長、カメラに向かって決めポーズ)
田島社長:「それを言っちゃあ、おしめぇよ!」
