【登場人物】
- 真理(まり):記念日を大事にするロマンチック女子
- 修平(しゅうへい):理屈っぽい彼氏。季節感ゼロ
- 八百屋の店主:さくらんぼのプロフェッショナル
【場面:6月6日・八百屋の前】
真理:「見て修平、今日は6月6日、“さくらんぼの日”なんだって!」
修平:「なんで?」
真理:「6と6が“さくらんぼの実が2つ並んだ形”に見えるから!」
修平:「語呂でもなんでもないやん。“66”で“むむ”とかでもないし…」
真理:「ロマンで受け取れロマンで!!」
【場面:八百屋の店先】
(真理がキラキラした目でさくらんぼのパックを見つめる)
八百屋店主:「へい、彼氏さんよ、この時期の佐藤錦はね、“愛と甘酸っぱさの象徴”だよ」
修平:「糖度と価格の象徴では…?」
八百屋店主:「あ、そういう男、売れ残るよ」
真理(爆笑):「出た!今月いち面白い八百屋コメント!」
【場面:帰り道】
真理:「ねぇ、今日くらい甘いこと言ってよ。さくらんぼみたいに」
修平:「……君の笑顔はさくらんぼのようだ。左右対称で、赤くて…?」
真理:「そこで“甘くて可愛い”とか言えないの!?なんで“左右対称”なの!?」
修平:「理系的な美しさを――」
真理:「はい、来年から“さくらんぼの日”は個人開催でーす!」
【ラスト】
(真理がひとりでさくらんぼ食べてる横で、修平がスマホで“さくらんぼの歴史”を検索している)
修平(ポツリ):「佐藤錦の誕生も、交配による偶然だったんだな…」
真理:「その“偶然”が、別れの原因になるとはね…」
