【登場人物】
- 杉山(すぎやま):昭和をこよなく愛するベテラン営業マン
- 小池(こいけ):平成生まれの若手社員
- 店員:居酒屋のホール担当
【場面:チェーン居酒屋・夜の飲み会】
小池:「杉山さん、お疲れさまです!とりあえず生2つでいいですか?」
杉山:「ああ、小池くん。まずは“あれ”が来ないと始まらんのだよ…」
(店員がやってくる)
店員:「いらっしゃいませー!こちら、おしぼりですー!」
杉山(シャキーンと立ち上がる):「来たな…!」
小池:「え、そんなテンションで受け取るものなんですか?」
(杉山、おしぼりを豪快に顔へ当てる。しかも両手で上下左右にゴシゴシ!)
杉山:「くぅ〜〜っ!これが仕事終わりの“昭和リセット”なんだよ!」
小池:「顔の皮、一枚むけてません?」
【場面:しばらくして、2軒目のバーにて】
小池:「ところで杉山さんって、家でもおしぼり使ってるんですか?」
杉山:「もちろんだ。風呂あがり、おしぼり。寝る前、おしぼり。目覚めの一枚も最高だ」
小池:「それタオルじゃダメなんですか?」
杉山:「違う。おしぼりは“湿気+熱気+哀愁”、タオルは“ただの布”だ」
(そこへ再び店員がおしぼりを持って登場)
店員:「おしぼり、お取り替えいたしまーす」
杉山(静かに受け取って、顔を拭きながら一言)
杉山:「ああ、これで今日も、平成の垢が落ちたわ…」
小池:「いや、今もう令和ですから!」
