【登場人物】
- 候補者・松本(まつもと):熱血だがやや空回り気味の中年政治家
- 秘書・田中:冷静なツッコミ役
- 投票所の職員
- 犬:名前は「チョビ」、柴犬(投票権はないが重要人物)
【シーン:選挙の翌日、選挙事務所にて】
田中(新聞を読みながら)
「松本さん、当選です!1票差でしたけど!」
松本(ガッツポーズ)
「よっしゃああああ!!町民の声が届いたんだ!!…で、1票差って誰の票なんだ?」
田中
「それがちょっと…変なんです。」
松本
「え?」
(回想シーン:投票所)
職員A(困惑気味)
「あの、飼い主さん…これはちょっと…」
おじいさん(元気よく)
「チョビが選んだ候補に入れたいんじゃ。ワシはどっちでもええんじゃが、チョビはな、松本さんの演説だけは吠えなかったんじゃよ!」
職員B
「でも、犬に投票させるのは…」
おじいさん
「いや、ワシが書くんじゃよ。ワシの心はチョビの心、つまりこれは合法!」
職員たち
(沈黙→なぜかうなずく)
【再び選挙事務所】
田中(半笑いで)
「そのおじいさん、投票所の受付で“うちの犬がこいつに入れろって言ってた”って…」
松本
「……犬に感謝しなきゃな」
(と、その時、選挙事務所にチョビが現れ、満面のドヤ顔)
松本(チョビを見て感動)
「ありがとうチョビ…君がいなかったら、俺、落ちてたよ…!」
(感動的なBGM)
田中(冷静に)
「でもチョビ、今朝は対立候補のポスターにおすわりしてましたよ」
松本(顔が引きつる)
「…浮気してんじゃねーか!」
【ナレーション】
最後の一票が犬の意思。だが、犬の心は風向き次第。
