登場人物
リョウタ:自炊男子、こだわり強め
マユ:友人、常識人
八百屋の店主:やたら熱い
(スーパーの野菜売り場)
リョウタ:「……あった、アスパラガス……!」
マユ:「また買うの?先週も“アスパラが主役の夜”してたよね?」
リョウタ(真顔):「アスパラガスは、ただの野菜じゃない。“可能性”だよ。」
マユ:「何と戦ってるの……?」
(リョウタ、長さ・太さをひとつずつ比較し始める)
リョウタ:「ほら、この太さ。この立ち姿。この“もう肉巻かれるの待ってる感”。」
マユ:「そんな人間みたいに見る野菜じゃないから!」
(そこに八百屋の店主が登場)
店主:「お兄さん、分かってるねぇ〜!それ、うちの“選抜アスパラ”だよ!」
マユ:「選抜!?甲子園?」
店主:「うちは“アスパラ”だけで9品目展開してんのよ。生、焼き、スープ、素揚げ、夢、希望……」
リョウタ:「“夢”と“希望”まで!?」
マユ:「食べ物に“概念”が混ざってるんだけど!!」
(リョウタ、アスパラをうやうやしくカゴに入れる)
リョウタ:「今夜、俺は……アスパラと向き合う。」
マユ(小声で):「ほんとに付き合ってる説出てきたな……」
