登場人物
ミナ:引っ越したての社会人
役所職員:丁寧すぎる
ガス会社の電話オペレーター:やたら爽やか
(役所のカウンター)
職員:「では、こちらの転入届、記入お願いします。あ、印鑑は…?」
ミナ(疲れ気味):「あっ、さっき宅急便で送った荷物に入れちゃいました……」
職員:「では、代用サインで……あ、でもこの記入欄、苗字が旧字体ですのでこちらで修正を……」
ミナ(心の声):「すごい丁寧だけど、すっごい時間かかる!!」
(夕方。部屋に戻ると、不在票)
ミナ:「……荷物、届いてたんかい。」
(荷物には“再配達:明日以降”の文字)
ミナ:「着替えも布団も風呂道具も、全部中なんですけど!!!」
(スマホでガス会社に電話)
オペレーター(爽やかすぎる声):「ありがとうございます〜!ガスのご開栓ですね!最短で“明後日午後”のご案内になります〜!」
ミナ:「えっ!?今日お風呂入れないの確定……?」
オペレーター:「はいっ、確定ですっ!」
ミナ:「笑顔でトドメさされたーーー!!!」
(夜、部屋。段ボールも風呂も布団もない)
ミナ(布団の代わりにスーパーの袋を被って):「この街、歓迎してないな、私のこと……」
(遠くで聞こえる隣の部屋のシャワー音)
ミナ:「羨ましすぎて幻聴かと思ったわ……」
