登場人物
ケンジ:出勤中のサラリーマン(急いでる)
小学生男子:無邪気にボタンを押した張本人
(ビルのエレベーター前、朝の通勤時間)
ケンジ:「くそっ…あと5分で会議なのに…10階か……頼むぞエレベーター…」
(扉が開く。中には小学生の男の子)
小学生:「おはようございまーす!」
ケンジ:「お、おう……(ん?ボタン……)」
(ボタン全部、光っている)
ケンジ:「……なんで全部押してんの?」
小学生:「えへへ、どこが当たりかわかんないから全部押しちゃった!」
ケンジ:「これはガチャじゃないのよ!!」
(エレベーター動き出す)
エレベーター音声:「次は、2階です。」
ケンジ:「(1階から10階まで…8回止まるの確定か…)」
エレベーター音声:「次は、3階です。」
ケンジ:「(まだ7回…間に合うか…いや無理か…)」
小学生:「あ、でも僕、1階までしか行かないですー!」
ケンジ:「お前もう降りるの!?置き土産エグすぎるんだけど!!」
(エレベーター扉が閉まり、ケンジ一人)
エレベーター音声:「次は、4階です。」
ケンジ:「……これもう地獄のカウントダウンじゃん……」
(スマホで上司に連絡)
ケンジ:「すみません、子どもに未来を全部押されました。」
(おわり)
