【登場人物】

 ・由香(ゆか):20代後半のOL、熱烈な2.5次元俳優オタク 

・美帆(みほ):由香の同僚でやや冷静なタイプ


(舞台観劇の終演後、劇場ロビー)

由香:(ハンカチで目を押さえながら)「うぅ……圭翔くん……今日も最高すぎた……。あの殺陣シーン、まじで息止まった……」

美帆:「由香、それ、3回目の観劇だよね?」

由香:「うん……でも毎回初日みたいに感動しちゃって……うわ、ちょっと待って……前髪、湿気と涙でクルッてなってる!」

美帆:(じっと見て)「クルッてどころじゃない。崩壊って感じだね。もはや“モップ”だね。」

由香:「やだー!推しに会うのにこんな髪型じゃ失礼!誰かアイロン貸して〜!」

美帆:「いや、まずその発想がすごいよ。推しは舞台上だし、由香の前髪まで見てないよ。」

由香:「いや、でもファンの完成度って大事じゃん? せっかく最前列だったのに……!」

美帆:「あ、そういえば、スクリーンで客席映ってたシーンあったよ。バッチリ映ってた。」

由香:「えっ、うそでしょ!? 私、モップ前髪で全国に晒された!?」

美帆:「圭翔くんの殺陣より、前髪の殺傷力が話題になるかもね。」

由香:「……もう、これが“推し事の代償”ってやつなのね。」



いかがでしたか?笑えましたか?

観劇で感激しますよね。

昨年の一番感激した舞台は

「おちょこの傘持つメリー・ポピンズ」

プラチナチケットをゲットでき、

夢のような時空間を楽しめました。

唐十郎さん、素晴らしい作品を

ありがとうございました。

きっと天国でも戯曲を書いているのでしょうね。

^_^