朝日新聞に連載中の「プロメテウスの罠」今年2月に行われた東京都知事選挙のことが書かれていたので思い出した事を書いておこうと思った。

今年の1月~2月にかけて、東京都知事選挙を手伝う機会があった。
東京の選挙は地方の県知事選挙とはスケールが違う。
あまりにも有権者が多いので、戦術的には空中戦にならざるを得なかった。

私は細川候補の勝手連事務所でお手伝いをしたのだが、インターネット解禁後の選挙だったので、ホームページ、ブログ、メールはもちろんのことtwitterやFacebookなどさまざまなIT技術が若いボランティアによって駆使されていた。

私は新しいIT技術は不慣れなものと、キーボードで文字を打ち込むのがひどく億劫なタイプだった(だからこのブログの更新も少ないのだが)ので、どのような情報が発信されているのか全体像を把握することは終ぞできなかった。

選挙も終盤に差し掛かって、皆ヒートアップしていたところ、対立候補の応援団とちょっとしたトラブルがあった。そのトラブルに対し、担当者はネットで応戦していたらしい。
FacebookだったのかTwitterだったのかよく覚えていないのだが、複数の人間がアクセスできる通信手段だったらしい。

選対のメンバーも明け方ぐらいまで応戦をしていたらしく翌日は皆疲れ果てて事務所にやってきた。

しかし、私はそのやりとりに参加していなかったし、見てもいなかった。どこでそんなことが起こっていたのかすらわからなかった。

まさに「違う次元での出来事」のような感じがしたのだ。

テレビを見ない人達が増えてきた。
スマートフォン依存症の人が増えてきた。

広い意味でのメディアへのアクセスのレベルの違いで全く違う世界が展開されているのだろう。
そう、「パラレルワールド」が存在するがごとく、様々な世界が広がって来ている。
今、はやっているといわれている「アイス・バケツ・チャレンジ」も実際の動画は見た事がない。アイディアは素晴らしいと思うし、広がり方もすごい。

動物から見た世界。昆虫から見た世界。も全く違う世界だ。
そんな感じかもしれない。

今の若い世代に期待することは、これまで私たちが失敗をしてきたことを糧にして、そのネットワークを使い、この社会を平和で愛にあふれるものにして欲しいと思う。