井上さん記事

上記の原稿は山形新聞に3月5日に掲載されたものです。3月11日の復興祈念式典のパンフレットにも掲載され参加者には配布されました。

今年も、実行委員会が組まれ、ボランティア山形の代表の井上肇さんが実行委員長に選ばれました。
今年も3月11日が火曜日になので、イベントを行っても参加者がどれほど来てくれるものだろうかと心配でした。昨年、一昨年も避難者には1人5キロのお米をプレゼントをしてきましたので、今年もなんとか頑張ってお米を支援していただきました。

400人以上の参加者を得る事ができ、今年も3月11日を終えることができました。
しかし、東北の復興はまだまだこれからです。

以下は、追悼式の最後に実行委員でもあり、米沢女子短期大学の学長の遠藤恵子先生の「復興への誓いの言葉」をご紹介いたします。

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復興への誓いの言葉

 あの東日本大震災から三年目。
 山形県は、東日本大震災による大きな被害を免れ、多くの避難者を受け入れてまいりました。特に、置賜地域は福島県と隣接する地理的条件もあり、現在でもおよそ2,200人の避難者が、ここで暮らしています。

 福島第一原発の事故が「母子避難」という特殊な避難形態を生み出しました。これは今までの自然災害ではなかったことで、置賜地域に県外避難してきた多くのお母さんとお子さんが、いつ解決するかわからない状況の中で、さまざまな問題を抱えながら避難生活を送っておられます。

 住宅の住み替えの問題や子どもの学校の問題、夫婦間の問題、地元福島県と避難先山形県の行政の問題など、時間がたつにつれ全ての問題が複雑化してゆきます。そして日々そのストレスに悩まされ、心と体のバランスを崩していく方が少なくありません。これから必要とされるのは、お一人お一人に寄り添う支援だと思います。

 誰もが決して望んで避難して来た訳ではありません。
 けれども、避難を受け入れている山形県民は同じ東北の友人として、福島の人達が少しでも暮らしやすく、地域で繋がりをつくり、そして力になれるよう皆、協力してきました。その積み重ねが「復興への道」につながっていくことを信じて、良き隣人、そして良き隣県として、山形県の役割はこれからもますます大きくなっていきます。

 今年で3度目となる東日本大震災復興祈念事業(米沢会場)のテーマは「元気、希望。風化させるな!復興の鍵を握るのは山形」です。

 今日ここで、私たち県民として、市民として、被災された方々と共に、心や身体の健康と、一日も早い生活の安定のために物心両面の協力を惜しまず、被災地の復興と放射能汚染の不安からの解放を願い、「誓いの言葉」とさせていただきます。

 決して諦めず、共に丁寧な1歩1歩を歩んでゆきましょう。
必ず未来は開けると強く信じて。
ありがとうございました。

平成26年3月11日

平成25年度 東日本大震災復興祈念事業(米沢会場)実行委員会
山形県立米沢女子短期大学 学 長  遠 藤 恵 子