先日、秋葉原の某ジャンク店でデスクトップパソコン、
ソニーのVAIO HX62B7本体(ハードディスクなし)を2000円で購入した。

2004年発売のモデルだからWindowsXPでCPUはPentium4である。
CPUと512MBのメモリは付いていた。
店での確認で通電はしたが、起動はしなかった。

このモデルは、けっこうな数がジャンク屋に流れているので、
故障の原因がネットなどに書いているのだろうと思い、
起動しない、HDDもないパソコンを購入した。
これは今の私にとって、大きなギャンブルだ。

重いパソコンを家に運び、HDDを付けたが、やはり起動はしなかった。
ネットで調べると、この機種はコンデンサが破裂する事故が多いことを知った。

2004年だと、ソニーが方針転換したころで、(社長が変わりましたね)
部品の調達を従来より安いものに切り替えていた時期があった
と友人から聞いたことを思い出した。

買ったパソコンを調べてみたら9個もコンデンサが破裂していた。
早速、横浜の石川町の電子部品屋に足を運んだが、
6.3V820マイクロファラドのコンデンサは扱っていないとのことだった。

コンデンサを取り替えたネットの人と同じように、
千石電商という秋葉原の店の通販で、10個420円のセットを注文した。(送料420円)

翌日には、商品が届き、早速交換作業にとりかかった。
マザーボード上のコンデンサは、はんだづけに不向きな狭い箇所にあり、
とりつけを何度あきらめようかと思ったその瞬間に、
瞬間接着剤のことが頭に浮かび、その力を借りて(無謀ですが…)
なんとか、無事9個付けることができた。

恐る恐るスイッチをONにすると、なんとVAIOは動いたのだ。
時間と労力はかかったが、粗大ごみになるVAIOを救ったのだ。
爽快な気分だった。
しかし、リカバリディスクがないので、ドライバがないデバイスがいくつかあったが、
ビジネスユースでは十分使える。

このコンデンサの破裂はソニーに言えばおそらく、リコールの対象になるだろう。

ソニーのVAIOを愛するが故に苦言を少々呈したかった。

でも、やっぱりソニーが好きだ。デザインがいい。