まずはこの動画をみてください。
これ、ふざけてるわけでも、ケガした足で立とうとしてるわけでもなく、ケガしていない足で片足立ちをしようとしているところです。
ところが見ての通りにできません。
できないどころか、フラフラしてます。
こういう片脚立ちできない子が全国的に増えているって知ってました?
「メタボリックシンドローム(メタボ)」という言葉がありますよね。高血圧や高脂質、高腹囲などの基準が合わさっていて、生活習慣病の前段階で内臓に問題が起きている状態です。
同じような言葉に「ロコモティブシンドローム(ロコモ)」という言葉があります。骨や筋肉・関節などに問題が起きていて、歩行や立ちすわりなどの生活における移動機能・運動機能が低下した状態のことをいいます。
元々は高齢者が対象の言葉で、放っておくと要介護や寝たきりになる可能性があるから気を付けましょう、といった意味合いがありました。
ただ高齢者のための言葉なので、運動不足以外にも、加齢や骨粗しょう症、変形性ひざ関節症などが原因なることもあるので、ある意味仕方ない部分もあります。
そのロコモですが、最近になって「子どもロコモ」という言葉が使われるようになりました。
運動機能障害のことをロコモというので、つまりは子どもの運動器に問題がありますよ、ということです。
それがさっきの「片足立ちができない子」ということです。
他にも…
・雑巾がけができない、やろうとしても体を支えられず顔から転ぶ
・倒立する子を支えられない
・朝礼で立っていられない
・授業時間まっすぐ座っていられず、机に寝てしまう
などなど、高齢者が言うようなことを子供が言っているのです。
原因として考えられることはいくつかありますが、運動習慣の変化が大きいです。
・コロナで外に出る機会が減った
・携帯ゲームやスマホが普及した
・声を出したり、ボール遊びができる公園が減った
というように、子どもが外遊びをしなくなりました。
逆にサッカーやバスケなどのスポーツクラブに通う子もいますが、そういう子は週に3~4回、もしくはそれ以上に練習したりして、成長途中の子にとってやりすぎになっています。
他にも生活習慣の変化もあります。
歩けるのにいつまでもベビーカーに乗ってる子もいますし、ちょい乗りでどこに行くのも車を使う家庭もあります。
蛇口をひねらなくても自動水栓だし、靴ひもをゴムにして自分で締めなくてもよくなってます。
便利になることはいいですが、そればかりだと体を使う、手先を使うという機能は簡単に衰えます。
上の5つの検査の中で、1つでも当てはまるものがあれば、ロコモ予備軍です。
まずは遊びを中心にして60分以上全身を大きく動かすのを目標にしましょう。
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