「エンジンチェックランプが点灯して調子が悪くなったから点検よろしく!」
業者様よりご依頼いただきました。
誠にありがとうございます!
メータの確認。
バッチリ点灯しております。
スキャンツールを接続してDTCの確認。
P0661 インテークマニホールド チューニング バルブ コントロールバルブ回路低入力(バンク1)
P2187 アイドル時にシステムが過剰にリーン(バンク1)
の2つがストアされています。
ライブデータでフューエルトリムを確認しながら試運転したんですが、現在は異常なし。
ですので、P0661を点検していきます。
サービスマニュアルで部品の配置、配線を確認。
そして、実際に作動するかアクティブテストで強制駆動するも反応なし。
まずは電源の確認から。
14VでOK。
で、ECU側の配線の電圧を確認。
こっちは3.5VでNG。
マイナス制御なんで作動オフの状態では、こっちにもバッテリー電圧がかかってないといけません。
ソレノイドバルブの単体点検。
O.Lでアウト
あと、ハンディバキュームポンプで、実際にフラップを動かしてみましたが、フラップの作動自体は問題ありませんでした。
作動音とシャフトの動きを目視にて確認。
回路図に照らし合わせるとこんな感じ。
ECMのコネクター部分での電圧も3.5Vでしたので、配線も大丈夫。
まあ、かんたんなトラブル
で、ソレノイドバルブ不良は確定しましたが、交換したからといって絶対治るわけでありません。
こいつらはECMが制御しているので、ちゃんと制御されているかのチェックも必要です。
アクティブテストでチェック↓
ソレノイドバルブからの電圧を、ECMでアースに落として制御する仕組みなんで、ランプテスターをECM制御側の配線に割り込ませ。
作動ONでランプテスター点灯しますので、ECMは正常です。
これで安心して部品の交換ができます
エンジンシリンダーヘッドの後ろ側にソレノイドバルブは取り付けてあります。
もう一つ別のソレノイドバルブもありますが、こっちも予防で交換しておきます。
あと、カチカチになったバキュームホースも一緒に交換。
で、これが大変。
ホースだけではなく他の樹脂パーツもすべてカチカチ
壊さないように慎重にばらしていきます。
スロットルバルブの清掃。
エアフローメーターの清掃。
この辺りはやっておかないとかならず後悔します
作業後の確認↓
今度は、ソレノイドバルブのECM側とバッテリーマイナスをランプテスターで接続。
作動オンでランプテスターが消えるのでOK。
フラップの作動音も聞こえますし、目視点検でもOKでした。
EATCは日射センサーなので無視。
試運転後の最終チェックですべて緑に変わったのを確認して作業完了です
この度はご用命いただき誠にありがとうございました~
またのご利用、心よりお待ちしております
おわり
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