丸福漢方の三代目薬剤師ベンチのだいじょうブログ

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慢性前立腺炎・慢性骨盤痛症候群②

こんにちは!

漢方の丸福薬局の店主・薬剤師の藤田です。

 

慢性前立腺炎の続きです。

 

●漢方の概念で、簡潔に述べると下記の3つに分類できます。

 

①湿熱(しつねつ)

 

症状:排尿痛、前立腺周囲炎、尿混濁、舌苔黄

 

漢方薬:一貫堂竜胆瀉肝湯合猪苓湯、五淋散合猪苓湯(胃腸の弱い方)

 

薬能:泌尿・生殖器系 慢性炎症の消炎作用、尿浸透圧改善

 

 

②瘀血(おけつ)

 

症状:会陰部圧痛,前立腺硬化、舌紫暗

 

漢方薬:大黄牡丹皮湯加薏苡仁(便秘気味の方)、腸癰湯合桂枝茯苓丸、田三七人参

 

薬能:骨盤内・前立腺 静脈血流改善、消炎作用

 

 

③腎虚(じんきょ)

 

症状:排尿困難、夜間頻尿、会陰部張り、腰の冷え、腰痛、性機能減退、舌苔白

 

漢方薬:八味丸、牛車腎気丸

 

薬能:排尿改善、冷えを温め痛みを止める(附子)

 

 

●免疫の概念では、免疫を調整する(免疫を正す)ことが治癒する手立てとなります。

 

免疫の低下(尿路感染症):(例え)身体の自衛隊(免疫:白血球)が弱った状態

 

免疫の歪み(自己免疫疾患):(例え)身体の自衛隊が間違えて国民(細胞)を攻撃している状態

 

 

●細胞・血液の概念では、細胞を元気にする、血流改善する、ことで恒常性維持機能が高まります。

 

前立腺は腺管組織であり,分泌細胞などの分化した細胞群から構成されている。

 

小線管内の慢性炎症の原因となる残存細菌や有害分泌物を解毒・排泄させる。

 

組織の損傷後できる異常な新生血管を阻害し炎症を抑える。

 

 

慢性前立腺炎・慢性骨盤痛症候群

こんにちは!

漢方の丸福薬局の店主・薬剤師の藤田です。

 

久しぶりの投稿です。

備忘録風に書き留めておきます。

 

地元、香川医科大学付属病院の「男性最後の難病に立ち向かう!」慢性前立腺炎診断サポートツールが昨年完成しました。

 

泌尿器科の医師も「原因不明の難病」と述べています。

 

病院で「治らない」とハッキリ言われたと、ご来店される方も見受けられます。

 

多くの薬剤師も、よく知らない疾患の一つです。

 

一番よく知っているのは、患者さんです。

 

様々な症状が特長ですが、大きく分けると、「痛み系」と「排尿系」に分かれます。

 

「排尿系」は、病院の薬や漢方薬で対応できますが、問題は「痛み系」です。

 

「痛み系」を5段階に分けると

 

①ジリジリ ②チリチリ ③ピリピリ ④チクチク ⑤ズキズキ

 

②以下か、③以上で、QOLが大きく変わります。

 

患部は

 

①鼠径部 ②会陰部 ③肛門 ④陰嚢 ⑤陰茎 

 

陰茎痛はQOLがかなり低下します。

 

①~⑤の患部に痛みを発症し、各患部の痛みの割合が変化していく場合が多いです。そして、特定の部位に落ち着きます。

 

①排尿 ②排便 ③おなら ④射精 ⑤座位 ⑥冷え などの刺激による要因で悪化します。

 

原因は簡潔に述べると下記に3つになります。

 

①細菌説・・・尿路感染症で残存した細菌が、前立腺の結石や精嚢に細菌バイオフィルムを形成し炎症反応が起きる。関連痛を引き起こす。

 

②血行不良説・・・習慣的な物理的刺激により前立腺を圧迫し血行不良を起こす。骨盤底筋群の過度の緊張により骨盤内が血行不良となる。関連痛を引き起こす。

 

③自己免疫疾患説・・・間質性膀胱炎同様、免疫の異常により、白血球が前立腺を攻撃して炎症反応が起きる。関連痛を引き起こす。

 

適度な水分補給をしましょう。

水分不足になると、尿が濃くなり浸透圧が高まり症状が悪化します。しっかり水分を補給して、尿量を増加させて尿の浸透圧を下げ、膀胱三角部から尿道の粘膜刺激を弱めることが大切です。

 

漢方相談25年の経験上、難治する疾患のひとつです。残念ながら、期待した結果を得られない場合もあります。長くかかるものだと思って、正しい方向で治していくと、良くなったり、悪くなったりを繰り返しながら、少しずつ良くなる方もいらっしゃいます。

 

 

寒暖差によって起こる不調

こんにちは

漢方の丸福薬局 店主・藤田です。

 

寒暖差があると、頭痛や肩こりなどの症状が起こりやすいと言われています。

もしかしたらその不調は寒暖差疲労かもしれません🤔

 

私たち人間の体は、自律神経によって体のさまざまな機能が調整されています。

 

寒暖差が大きくなると自律神経が乱れ、必要以上にエネルギーを消費してしまい疲労が蓄積します。

 

これが寒暖差疲労の原因です☝️

 

前日より気温差が5℃以上あると体に影響が出やすくなり、症状も引き起こされやすくなると言われています。

 

そこで、寒暖差疲労を溜めないための対策についてお伝えします☝️

 

●生活習慣を整える

自律神経の乱れを起こさないためには規則正しい生活が必要で、バランスのとれた食事を摂ることが大切です。

特に、アルコール、塩分、油、糖分の過剰などに注意して、酸化、糖化しやすい体質にならないようにしてください。

 

●軽い運動

動的ストレッチと静的ストレッチを使い分けて行い、散歩などの軽い有酸素運動で、体を動かすようにしましょう。

 

●体を温める

最も効果的なのが入浴です。入浴は自律神経を整える効果や睡眠障害の改善にもつながると考えられています。

漢方の当帰(とうき)製剤の入った入浴剤がおすすめです。

 

規則正しい生活や運動、体を冷やさないことを心がけ、疲労をため込まないために十分な睡眠をとりましょう😊✨

 

 

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