大江山口の元伊勢内宮皇大神社へ〜冬至丹後元伊勢行(5) | 日々のさまよい

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杜を抜けて宮川を渡り駅へと戻る~冬至丹後元伊勢行(4)←(承前)

 

 

 

 

大江山口内宮駅に着きました。

案内看板が3つ、ホームから見えています。

 

真ん中上(駅の案内)
KTR北近畿タンゴ鉄道
大江山口内宮駅
Oeyamaguchinaiku Sta.

 

左(交差点名)
内宮
Naiku

 

右(神社の案内)
←元伊勢三社
内宮0.5km・外宮3.4km・天岩戸1.2km
大江山・二瀬川渓流→
大江町観光協会

 

駅から少し行くと、写真は撮っていないんですけれど、宮福線に並行する県道9号線沿いに元伊勢観光センターがありました。
時刻もお昼前と丁度良い加減で、そこに「そば処いわと」とありましたから、ここで昼食を頂く事にしました。

ぐるなび/そば処いわと(元伊勢観光センター)

 

 

 

 

お腹も満ちて皇大神社へ向かう途中、県道沿いの空き地に朽ち果てたバスが置かれていました。
これは、物置がわりなんでしょうか?
何とも古色蒼然とした凄まじい色あいに育っていますから、現代アートのようにも思えてしまいます(苦笑)

 

 

 


右手が、皇大神社への道。

 

看板に「食堂・売店」とありますが、営業していませんでした。
おそらく、特に人出の多い日だけ開店されるシステムのような気がします。

 

 

 


道の途中、民家と思われる小屋の壁に掲げられた看板。
何だかスゴイことが書かれています。

 

けれど後で分かるのですが、これはどうやら皇大神社のものでなく、その皇大神社境内に何故か社務所や社殿を持つ「天皇神道」という新興宗教によるもののようです。

 

地球終末の時、全人類救済の神として降られました天ノ御中主大神、岩長姫命、八岐大龍神(やまたのおろち)鎮座の元伊勢皇大神宮にようこそ御参拝おめでとうございます。
鳥居の三歩手前で心鎮めて天皇陛下の御偉徳に感謝。
御祭神の天照皇大神の御神霊は天皇陛下の御魂です。

 

とは火水でこの地球のことです。(+核体)
とは地球の中に燃えているマグマの事で、岩の中に秘められたエネルギー
・・・即ち岩長姫命の事。(いわほ)マグマがなければ地球は氷河になります。
・・海の事を、天照大神と申し、太陽も地球熱の反射体です。
・・・地球も、人体も八割は水です(みづほ)


マグマと水を岩がしっかりかゝえ、岩の磁力で星のイオンを集めた大気圏のお陰で人も呼吸し、引力で立っていられます。月も岩です。
四十五億年昔、地球から月が飛び出して以来、地球と月に遠芯力、求芯力の作用が起きて月は銀河のイオン電子を地球に送り、その無形の柱が富士に立っています。
その火電子の柱を髙天原と申し地球を廻しています。

 

八岐大龍神とは
一秒間地球七廻り半の光の事で有り水流、気流、電流となって宇宙根源の銀河(天ノ御中主大神)から地球をつくられた神(降地オロチ)で、地球を常に清々回復させ、人体には白血球を降し(降血オロチ)、すべての生物に吹息をかける働きの神であり、般若心経、ノストラダムスの予言もこの神から降りました。

昔から天皇陛下が朕と申されるのは、月の代辨者の意味であり、御龍顔と申すのは八岐大龍神の龍から来た言葉です。


陛下が日嗣がれている光の事を法と申し、法がつくった晝夜、春夏秋冬を法則と申し、この元伊勢は崇神天皇の御偉徳によって、富士に降った法いんねんに結ばれる御聖地なのです。


看板白地の左端、本文が終わった後へ微妙に余白が空いていますけれど、多分かつてはここへ、看板掲示者のお名前があったものと思われますが、今は消されちゃったのでしょうか。

 

 

 

 

皇大神社への参道とその石段。
元伊勢案内図の下には、竹の杖もご用意されています。

 

 

 

 

元伊勢案内図。
こちらでは名称が皇大神社でなく皇大神〝宮〟とされています。

 

 

 

 

元伊勢内宮皇大神社の石標。
比較的に新しそうですから、かつて皇大神〝宮〟と称していたものを皇大神社へ変更したものと思われます。


第二次大戦後に神社本庁へ参加したということですから、それから次第に神宮という名称を使う事へ差し障りが出て来たのかも知れません。

 

 

 

 

天候は、相変わらずの二転三転。
抜けるような青空と黒い雨雲が共存しています(泣)

 

 

 

 

石製の鳥居。
脇に立つ石標には「神明鳥居」とあり、「平成御大典記念」と彫られています。

 

 

 

 

参道脇に立つ社務所。

天皇神道
授与所 社務所

実はこれが、先のスゴイ看板を掲げられたであろう「天皇神道」の社務所です。


詳細は不明ですが、ここを皇大神社の社務所と間違え御朱印を頂いてしまった方のブログがありましたので、ご紹介しておきます。
龍水御朱印帳・裏ばなし/御朱印を2度もらう(元伊勢・皇大神社)

 

このブログによりますと、参道の上にある皇大神社の社務所で宮司さんらしき方が、

あそこは うちが貸してるだけの新興宗教や

と仰られたそうです…

 

 

 


参道の石段が続きます。

 

 

 

 

少しグロッキー気味のサチエ。
ガンバって石段を踏みしめながら昇ります。

 

 

 

 

一息ついて、杜の巨木を仰ぎ見る。

 

 

 

 

苔むした巨木の根元。

 

 

 


石段の参道中央に立つのは、麻呂子親王お手植の杉だそうです。
かつては古木が三本並んでいたそうですが、そのうち二本は台風のため倒れ、今は切り株だけが残っています。

 

Wikipedia/当麻皇子

 

 

 


麻呂子杉を取り囲む杜の木々。

 

 

 


真名井の池。
由緒は不明です。

 

 

 

(つづく)→ 多様な崇敬を顕す内宮境内を巡る~冬至丹後元伊勢行(6)

 
 
 
 
 
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