最近の猫と娘。
猫。
ある時突然目の傷の部分が白くなり(これまでは、透明な膜かゼリーが乗っているような見た目だった)焦りましたが、これは治る過程でそうなるだけで、心配いらないとお医者様には言われました。
パッと見は、白く霞んでいてむしろ悪化したように映りますが、初診の頃から比べると格段に回復しているらしいです。
これまで１０日に一回だった診察も、次からは三週間に一度で良くなりました。
通院は猫も人もストレスが大きかったので、これはとてもありがたいこと！
我が家は今回のことで、遂にリュックタイプのキャリーバッグを買いました。
夫不在時、私一人の時に災害が起きたらと考えると、あった方が便利だろうとは思いつつ
「でも結局ハードキャリーが最強よね。物が落ちてきても守れるし、それ以外のキャリーは不安だわ」
という意識があったため、なかなか買わずにいましたが、もっと早く買うべきでした。
嘘みたいに楽！両手が空くって素晴らしい！
猫を背負えば、娘は抱っこなり手繋ぎなりベビーカーなりが可能なので、私一人でもかなり動けます。
今ならわかる、ハードキャリーin7キロの猫を手に持ちながら、10キロ越えの子供をどうにかしつつ安全に避難なんてどんくさい私には不可能だ。
そんな娘は、何かというとエリザベスカラーに捧げ物をしています。
拾った石、ミニトマト、ボールペンなど。
ふと見ると色々入っている。
これは割れた鉢？かなぁ…。
猫にあげるために拾ってきたようで、お散歩から帰るなり直行して捧げていました。
油断していたら、娘が罠にかかった動物のような姿でにっちもさっちもいかなくなっている所を発見されたため、ビニール紐は即座に撤去されました。
戦いはまだ続くようです…。
私達夫婦は、
笑顔で！ポジティブ☆毎日happy♡支えてくれるみんなに感謝♡♡♡
というノリを大変に苦手とし、社交性を諦め、呪詛・殺戮・末代までの祟りなどの陰鬱なテーマを好み、ふとつけた音楽番組などからこうした明るい歌が流れると、光に焼かれて悶え苦しむという傾向があります。
我々はこの、笑顔・ポジティブを至高とする価値観を「インティライ味」と呼び、そうしたものに触れては、ダメだ！これはインティライ味が強すぎる！などのたうちまわって苦しむのですが、人の親になった以上それじゃたぶんダメなんだよなぁ。
今年はもうちょっと、明るく♡みんな大好き♡happy☆〜（ゝ。∂）な感じに変わらねばと思います。
手始めに、デスメタルのCDと角川ホラー文庫を処分し、みんなのうたのCDとうさこちゃんの絵本を借りてきました。
頑張ってるわ、私。
ちなみにインティライ味の語源はナオト・インティライミ氏な訳ですが、たぶんポジティブ元気系っぽいぞというイメージと響きが面白かっただけで、実はあんまりよくわかっていません。
娘、最近のブームは「お世話」。
お布団を掛け、背中をポンポンして寝かしつけ。
ブラシをかけたり、おむつを履かせようとしたりと、毎日ぬいぐるみのお世話に夢中です。
中でも私が作ったウサギ・もみじの事がお気に入りのようです。
同時期に作った猫ぬいぐるみ・えつこよりもみじが好きみたい。
寝かしつけの名の下に、粗末なタオルで簀巻きにされたもみじ。
そう言えば、処分したホラー文庫の中に瀬川ことびさんの「テディ マイラブ」という短編があり、ふと思い出したので夫にあらすじを聞かせました。
テディベア作りにハマっている妻が旅行に行き不在の夜、妻作の大量のテディベア達がモキュモキュと動き出し、帰宅した夫に襲い掛かる！
ゴルフクラブを手に、接待で鍛えたクラブさばきで次々と襲い来るベアをなぎ倒し、戦う夫。
しかしそこに、ピンクのモヘアで出来た最強のベアが立ちはだかる…！
という話なのですが、彼はとてもイヤな顔で聞いていました。
今週末、私は娘と一緒に外泊の予定です。
夫は一人で留守番です。
荷物は極力減らしたいので、もみじもえつこも置いていきます。
ピンクの、もみじ…。
うちにはゴルフクラブはありません。
果たして夫は、生き残れるのでしょうか。
楽しみです。
