kasasaki W1S 修理 ④ | マルチモーターサイクル

前回の続きガバナー修理です。

かなりの確率で問題があるWのガバナー。
リプレイス部品がないようですので、仕方がないのかもしれませんね。

 

全ての混合気が燃焼するにはタイムラグがありまので、

ピストン上死点前で点火が行われなければいけません。

もちろんエンジン回転数が速ければ速いほど点火時期を進める必要があります。

この役目をしているのが、ガバナーです。

ベースになるガバナープレート、

その上にCクリップで止まっている2つがガバナーウェイトです。

回転の上昇と共にガバナーウェイトが遠心力によって開きます。

スプリングはその開くタイミングを決めています。

今回、ガバナーウェイトが取り付けられるシャフト、

シャフトが入るウェイトホール摩耗。

片側のシャフトはカシメが緩んで、プレート側も楕円状態。

スプリングも摩耗し、今すぐ破損してもおかしくないです。

オーバーサイズのシャフト製作して対応していきます。

プレート側シャフトホール修正して、O/Sシャフト製作。

それに合わせて、ガバナーウェイト側もリーマー&ラッピング。

シム調整、スプリング交換して完成。

ガタなくスムーズさんに変身です!

ポイント修正、コンデンサー点検。

ポイントはそろそろ限界ですので、次回交換して下さい。

点火時期調整のお次は、キャブレター、フューエルコック点検。

キャブレター、フロートバルブとシートの当たりが悪く、摺合せ。

油面確認調整して、キャブのフランジ面点検。

歪んでいますので、面研修正。

ガスケットを見ても2次エア吸っていた形跡が確認できます。

フランジナットを絞め過ぎるとすぐにキャブが変形します。

アマルのコンセントリックも同様ですが、ご注意下さい。

スロットルワイヤー調整してキャブレター同調チェック。

ガソリン漏れ、レバーの動きも渋いフューエルコックも点検。

Oリング交換、片側フィルターが破損していましたので、

こちらはフィルター製作して対応致しました。

次回はフロントフォークO/Hです。

 

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