33w0d 【 5月26日_胎動が感じられない 】 | ✧✦ココたろうの母になる✦✧ お腹の中のまだ見ぬ21t息子のために

✧✦ココたろうの母になる✦✧ お腹の中のまだ見ぬ21t息子のために

7年間の不妊治療でようやく授かった初めての子がダウン症。
……アラフィフ母とココたろうの記録……

5月23日に元気な様子を超音波で確認してから

24日、25日、26日は、赤ちゃんの買い出しや

部屋の整理などに追われていてゆっくりと

休む時間があまりなく胎動が弱いことを

気に留める回数も少なかった。

 

 

24日(金)

夕飯後、そういえば胎動が?

とおもいソファに横になりお腹を触っていると

モゾッと1回動いたので、ひとまず安心。

 

 

25日(土)

家の中で赤ちゃんの部屋作りのため

洋服の整理に追われていた。
昼頃、ふと気になりamazonで買っていた

心音計とジェルで心拍確認。

馬が走るような爆音が聴こえてきて145bpmの数値。
さらに安心。

 

 

26日(日)

朝から、短肌着・長肌着・コンビ肌着

あわせ肌着・バスガーゼやガーゼハンカチ、、、、

妊娠初期に嬉しくて衝動買いしたポンチョやお洋服。

後輩から譲ってもらった靴下やおくるみなどなど、

晴れた太陽の下で干す喜びと

ずらーっと並ぶ小さな小さな服の

壮観な眺めに大きな充実感に浸っていたが、


ふと、お腹を気にすると胎動が感じられない。

気になり前日に引き続き心音計で心拍確認してみる。

前日は確認できていた心拍音が

お腹中くまなく当てても当てても感じられない。

 

羊水が多いからなのか?

 

逆子だったけど動きだして

どこに心臓があるか

見つけられないだけなのか?

 

と納得しようとするが、、、、心配で心配で仕方ない。

 

すぐにでも安心したくて

自宅から10分くらいで行ける病院で

 

「心拍確認だけでも診て欲しい」と電話をかけるも

 

「かかりつけに診てもらって」と言われてしまう。

 

クリニックはダメで総合周産期母子医療センター指定の

病院へも連絡してみたが、、、、

 

結局ダメだった。

 

ようやく、かかりつけのS医療センターへ連絡。

自宅から1時間近くかかる病院。

 

すぐにくるように指示され

身支度もそこそこに夫と向かった。

 

 

正午12時半に到着。

 

日曜でも親に連れらた子供達が緊急受付にたくさんきていた。


30、40分待ってから診察室に呼ばれた。

心拍確認の機械で、若い女性の先生が確認を始めるが、、、

 

「別の診察室へいきましょう」と急に言いだし

エレベーターへ先生と夫と3人で乗りこむ。

 

静かなエレベーターの中で

「家にある簡易の心音計では

 聴こえなかったけど

 羊水多いからですよね~?」

 

「大袈裟かもしれないけど、

 一応、安心したくて来ました~!」

 

なんて先生に話している自分。

今おもうと先生の顔が苦笑いだったのが目に浮かぶ。

 

別の診察室で先生が確認を始める。

ベットの多い部屋で誰もいないけど

相部屋の病室のようだった。

大きな窓からは、真夏のような日差しが差し込めていて

なんてのどかなんだろう~と、

エコーそっちのけで窓をみつめる自分。

病室内も外も、夫と先生と自分だけ。

周りには人っ子一人いない静かな日曜の昼下がりだった。

 

いきなり先生が部屋を出ていき

別のエコーの機械を運んできた。

 

再度、確認を始める。

ようやく様子が変だぞと思い始める自分。

 

夫は側で息を潜めながらじっとエコー画面をみている。

 

また先生は何もいわず部屋をでていき

今度は先輩らしき先生を一人連れて戻ってきた。

 

先輩先生が

「エコーみますね~」

 

そして、、、

 

「ふたりの医師で確認をしましたが

 心拍が停止しています。」

 

と。

 

きつい告知を宣告された。


すすり泣きはじめる夫。

頭が真っ白になる自分。