肥前さが幕末維新博覧会 | 九州より愛をこめて… 

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こんばんは、デジkota9です!

 

 

大河ドラマ「西郷どん」も終わりましたね。

 

タイトルにもありますように肥前さが幕末維新博覧会に行ってきました。

 

実はもう春くらいから催されており、2019年の1月14日で終わる模様。

開催されていることは意外と最近になって知ったワタシ!

早く観ておかないと機会を失ってしまいます。

 

そんなわけで12月ももうそう休みがなくなってきますので

限られた休日を有効に使おうと思いたって行ってきました。

 

 

 

 

2018年

幕末維新からちょうど150年を迎えるということで開催されているようです。

会場は佐賀市内のほかに鳥栖や唐津にも。

関連の施設を含めるととても一日で周りきれなそうですので

幕末維新記念館・リアル弘道館・葉隠みらい館という

3つのメイン会場を中心に巡ることにしました。

 

 

まずはこちら幕末維新記念館

 

肥前佐賀の幕末の主人公はこのお方

鍋島藩主 鍋島直正

 

 

 

「西郷どん」でも薩摩藩の島津斉彬が欧米列強への危機感を

強く持っていたのがよく映し出されましたが、

長崎を目と鼻の先くらいに位置していた佐賀藩主 鍋島直正も同じように

今は友好的な交易がなされているが、いつか日本にも

隣の清国と同じような危機が及ぶと警戒していたようで、

欧米に並ぶ技術修得を早くから藩の総力をあげて取り組んだとのこと。

 

その甲斐もあり1852年に反射炉を完成させることに成功。

それはペリーの黒船来航の一年前にあたり、直正の見立ても

ズバリ当たったと言えます。

 

反射炉の技術により大砲50門、そして凌風丸を完成させます。

この凌風丸は日本で建造された初めての実用蒸気船となります。

 

そんなわけで日本の産業革命の先駆けとなった佐賀は幕末には

かなりの近代軍備を備えていたようですね。

 

 

そういったストーリーを曲面スクリーンを使ったアニメーションで展開され、

そんな歴史を知らないワタシは

 

佐賀スゲー!

 

ってなるわけです。

いや、だって幕末って聞いて佐賀がクローズアップされるのって

そう無かった気が…滝汗

 

 

そんな佐賀藩ですので幕府からも戦の応援を請われますが、

国内で争う時ではないと、じっと動かない直正。

 

静観する姿勢をとっていたのが

ワタシにとって佐賀の幕末のイメージが強くなかった… 

そう良いように解釈しておきましょう(;^_^A

 

 

鍋島直正ほか

佐賀が生んだ島義勇、佐野常民、副島種臣、大木喬任、江藤新平、

大隈重信の7賢人も出てきました。

 

3部構成+1でおよそ40分の幕末維新記念館でした。

 

 

 

 

 

 

お次はリアル弘道館

長崎街道の景観地区を過ぎて

歩いて来れる距離にありました。

 

 

弘道館は佐賀藩の藩校で、鍋島直正が藩主になると

教育がより一層充実されていきます。

 

 

 

ここでは実際に弘道館の塾生の一員となり、全員で一文を唱えるという

まさにリアル弘道館なのでしたグラサン

 

 

 

 

3つ目 葉隠みらい館

リアル弘道館のすぐ近くにありました。

 

 

葉隠とは…

恥ずかしながら知りませんでした(-_-;)

佐賀藩士 山本常朝が武士としての心得を口上し、

田代陣基により筆録されたとあります。

葉隠という書ですね。

何と世界でも葉隠は読まれているのです。

 

 

 

 

また、葉隠の教えから華道や書を通じてバーチャル体験するものもあり、

頭に思い浮かぶ一文字を「男」としてみました。

もうちょっと男らしい男の字を書きたかったです(笑)

 

 

 

 

 

 

 

以上3つの会場を見学終了。

この後は他の関連施設をぶらり見て回りました。

 

 

 

弘道館記念碑も建てられている、ここは徴古館。

昭和2年に建てられた佐賀県内初の博物館で、古文書・古器物のほか

鍋島直正珠玉の言葉として

「節用愛人」「一味同心」「家の風儀」が紹介されていました。

 

 

 

 

徴古館のすぐ隣にある佐嘉神社

大砲のレプリカが置かれていました。

 

 

 

 

世界遺産の三重津海軍所跡は遺跡っぽくよくわかりませんでした(^_^;)

 

 

 

 

 

三重津海軍所跡へと行く途中のラーメン店を事前にチェックしていましたが

どうやら3時の閉店には間に合わないので

会場近くのラーメン店でいただきました。

しっかりトンコツで美味しかったですね♪

 

それなりに時間を食ってしまったというのは

相応に楽しめたということです。

 

年末のよき休日となりました(^o^)