「チョウセンアサガオの咲く夏」 柚月裕子 著

〈佐方貞人〉シリーズスピンオフ作品をはじめ多ジャンル作を集めた、著者初のオムニバス短編集である。

短編だが、奥深く読み応え有り。

ニヤリとしたりドキドキしたりとメリハリのあるオムニバス集で楽しく読めた。
 

本の題名となっている花「チョウセンアサガオ」は、ご近所の庭にあり、綺麗だけど何か色気というか怪しげなものを感じていたが、やはり毒があったのか、と納得。

人も花も、表面から何か感じるものは、本質としても間違いがないのかもしれない。