「本屋さんのダイアナ」 柚木麻子 著

 

これは、若い学生向けの物語なのだろうか。

中年真っ只中の私でも、所々でキュンっとなり、隣の芝生は青い考えを正さなければと反省もする内容だった。

そして、自分の名前への感謝。

高校時代にはクラスに3人も同じ名前が居た私は、自分の名前を好きになったのはかなり年齢を重ねてからだ。

少し前に流行ったドキュンネームでも、親は親なりの愛を持って名前をつけているのだろう。

家族の、友人の大切さを再認識する小説だった。