「崩れる脳を抱きしめて」 知念実希人 著
友人が面白いし優しい気持ちになれるから、と勧めてくれた小説。
不治のの病の女性患者とドクターの感情の絡み、そして恋愛ものだけでない推理小説である。
人間、それぞれ闇や悩みを持っていること、そしてそれが稀に大きな勘違いであることも有ること。
その闇や縛られているものを解き放つことで、人生が大きく変わること。
解っていてもそんな簡単に解決できるなら闇ではないのだろうけど、思い込みに囚われないことって大切だと感じた。
フィクションの小説ならではの優しさと透明感が感じられた物語だった。