義父は5月20日で満90才になる。
今も現役で、魚が人気の自営スーパーの魚売り場でマグロでも捌く元気な人である。
若い頃は苦労をしたと聞くが、昭和一桁生まれの人らしく、文句も少なくよく働く。
卒寿のお祝いをしよう、と話し合った時も「仕事があるから家で家族だけで良い」とのこと。
当日も朝から18時まで働いて帰ってきた。
地元の名店「うおそう」で仕出しをとり、和気藹々と楽しい宴となった。
かわいそうだったのは、何よりお酒が好きなのに、1合五勺くらい飲んだところで息子たちに「おやじ、もう止めとけ」とお酒を取り上げられたこと。
ちょっぴり寂しそうにしていたけれど、黙って言う事を聞いてくれていた。
他のお宅の様に、ホテルで華やかにといったお祝いではなかったけれど、却って落ち着いて楽しい時間となった。
次の目標、99才の白寿まで元気に過ごして欲しい。