「神様もう少しだけ」 浅野妙子 著
初めての作家の小説。
コロナコロナでストレスが溜まっているので、ストレスを涙で流そうかと、泣けそうな題名のものを選んだ。
若い女性がHIVに罹り・・・愛する人に出会い・・・最終的に出産をし・・・
なのだが、人生、もっと厳しいシチュエーションが殆どだろう。
友人にALSに罹った人が居る。
癌を克服しようと頑張っている友人も居る。
流行のコロナウイルスだって甘くははない。
人間、元気な時にはわからない、余命を感じてから初めて思う人生の価値。
神様は何を基準に、それぞれの人生を決めておられるのだろう。
期待どおり、泣ける小説だった。