2019年8月13日 火曜日
能登半島の最先端に位置する空中展望台から、石川県指定天然記念物に指定されている
見附島(みつけじま)へと向かいます。
見附島とは・・・
島の形が軍艦に似ているところから別名“軍艦島”とも呼ばれている高さ29mの奇岩。
地質は、新第三紀中新世後期(約1,100万~500万年前)の珪藻土の堆積構造を持ち、
長年の風化・浸食作用によって、この特異な形状になったそうです。
島には、タブノキ、モチノキ、ヤブツバキなどの照葉樹が多いことから、四季を通じて緑に覆われています。
昭和30年代までは、東側壁から登ることができ、頂上に見附神社の祠があったそうです。
能登のシンボルとしても有名で、見附島から昇る朝日は、絶景らしく一見の価値ありなんだとか・・・。
浜辺には、“縁結びの鐘”も設置され、“えんむすびーち”と呼ばれているそうです。
見附島までの距離は、約26km。
再びr28をひたすら進みます。
しばらくすると、再び海が・・・
この辺りの海は、少し荒れ気味のような?
さらに進んで、見附島口と書かれた交差点を左へ曲がると、
見附島そばの駐車場に到着。
その駐車場に小さな御社があり、近づいてみると、弘法大師立像が祀られていました。
なぜ、ここで弘法大師が?と思ったのですが、のちほど「見附島と空海」という案内板を発見。
それには・・・
『唐に渡って修行を終えた空海が密教伝来の“三杵(さんしょ)”をさずかりましたが、
唐の僧たちによって、その三杵が奪われそうになったので、「密教有縁の所に生きて我を待つべし」とその三杵を
大空高く投げられたのだそうです。
帰国された空海は、三杵を求めて海路佐渡より能登沖を通られたとき、波の音とともに法華経を誦える声が
聞こえてきたので島を頼りに着岸し、無事に三杵の1つ五鈷杵(ごこしょ)を見つけられたことから
島のことを「見附島」と呼ばれるようになった』(諸説あり)
・・・・・って内容が書いてありました。
なんだか久しぶりの弘法大師像にお参り・・・
その後、見附島に向かって歩きます。
松林の中を抜けていくと
見附島が見えてきました。
おおー! なんとも不思議な姿の島~
正面から見ると、確かに大きな軍艦の先端のようにも見えます。
そのそばには、小さな鳥居も見えました。
やっぱりここからの角度が定番かな?
そして、こちらが『縁結びの鐘』・・・写真の順番待ちにやや時間がかかる。
松林の中の一画に、柵で囲まれた木があります。
これは、隣の内海町(現能登町)恋路から平成8年5月に見附千年椿のもとへ輿入れし、
内海町長立ち会いのもと椿の結婚式が盛大に行われた椿で、“恋路椿”と呼ばれているそうです。
千年椿がどれだかわかりませんが・・・
見附島を見守るように鎮座する見附の社↓
扉には、鍵が掛けられちょっと寂しい感じでした。
このそばには、キャンプ場が設けられ、結構賑やかなところだなぁという印象です。
駐車場に戻ると、時刻は13時40分。
さすがに能登を出発しないと、舞鶴到着が遅くなってしまうので、やや名残惜しい気もしましたが、
これにて、能登半島の観光は終了としました。
今回のルート↓
ルートを拡大↓
このあとは、ひたすら西へ西へと走り続けます。
舞鶴市内のホテルまで、約340km・・・かなり遠い。
しかし、ありがたいことに能登半島内の道路はそれほど混雑なく進むことができました。
のと里山空港ICから、のと里山海道に入ります。
金沢方向に進路をとって・・・
金沢市手前のかほく市にある高松PA(道の駅)で軽く食事をして、
30分ほど休憩後、運転手交代で再び出発。
ナビに従い、白尾出口でのと里山海道を出て、今度は北陸道を目指します。
しばらく走ったところで、やっと金沢東IC入口・・・まだ金沢か・・・って感じでした。
北陸道に入ると、さすがに渋滞情報がチラホラ↓
さらに、お天気が急に怪しい雰囲気に・・・。
すると、やはり大粒の雨が降り出して、結構本降りになったので、女形谷PAで再び運転交代。
ここでは、トイレ休憩のみで即出発。
突然の雨は完全に通り雨だったようで、遠くに山には虹が見えていました。
敦賀IC手前の越坂トンネル付近で、とうとう渋滞につかまり、
どこまで続くんだぁーと心配しつつもどうしようもない現実。
しかし私たちは、敦賀JCTから舞鶴若狭道へと入ったので、なんとか短時間で、渋滞回避~。
そこからさらに80㎞・・・マジ遠い。
でも舞鶴若狭自動車道から見えた夕やけは、とても美しく得した気分になりました。
ようやく舞鶴東ICへ・・・↓
時刻は18時40分・・・3日目の夕方、渋滞気味でこの距離は、結構キツイです。
予約しておいたホテルは、舞鶴港そば。
夕食を食べたあと、一気に眠気に襲われ、早寝してしまいました。(←まぁ、毎度のことだけど)
いよいよ最終日。
舞鶴に宿泊したのは、道の駅 舞鶴とれとれセンターへ立ち寄りたいと思っていたから。
4日目は、そこからスタートです。
⑮ 道の駅 舞鶴港とれとれセンター につづく