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なるべくお金の話にならないように車の中で
時間がたつのも待っていた
どうにか実家に着いた
実家に荷物を運び
親の前ではさすがに金のことは言わないだろう…
と思ったが念のため親に
私「道中、カードと通帳を返せって言われた。
義母、義父にも渡したらダメと言われてて、
旦那がお金なくなったら渡すからと言ってくれてる。
もし、旦那がその話しだしたら…」
母「分かった」
母はそれだけ言った
よし、とりあえずこれで大丈夫かな…
元夫「まる、給料の入るカード出せ！！」
整理します。
ここは…私の実家
目の前には私の母
そこでよくこんなことが言えるな…
母「え？まさくん、そんなにお金いるの？
まさくんのお母さんとも私も話したけど、
お金を振り込むのでいいって聞いたよ？」
元夫「いや、まるさんは実家に帰るからお金要らないじゃないですか！
通帳に入ってるのは俺が稼いだ金です！！
しかもまるさんは実家に帰るからお金なんていらないじゃないですか！！」
母「あら？
私も旦那の稼いだお金は預かってるわよ？
でも旦那は別居した時でさえ、私に家計を預けてくれてた。
それは子どももいるって分かってるからね。
それにまさくんも実家に帰るんでしょ？
じゃあお金要らないんじゃない？
まるの方が今から子ども産むからいつ大きなお金がいるか分からないのよ？」
元夫「これは夫婦の問題です！！」
母「違うわよ？
両家でちゃんと話して決まったことに
まさくんが一人で
わーわー言ってるだけでしょ？」
母強し…
元夫はどんどん委縮していく…
訳ではなく…どんどんイライラしていた
元夫「じゃあ俺にどうやって生活しろっていうんですか！？
」
母「だから振り込むんでしょ？」
元夫「帰ります」
めっちゃイラついてるな…
車まで私と母は見送りに行った
送ったあと…
母「あんたの旦那…何？
そんなに金かかるの？義母に対してあの態度…」
私「ごめんね…
いつものお小遣いは3万なんだけど実家から行くからガソリン代がかかるから
5万渡せって言われてるんだよね…。」
母「は！？そんなにいるの！？
うちのお父さんと同じ額じゃない！！
給料もそんなに多くないんでしょ？」
私「……うん…。」
私は何も言い返せなかった。
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