最近やたらと増えた『実話を元にした』ハリウッド映画です。




1979年に起こったイラン革命時のアメリカ大使館員救出作戦のお話。





米英が陰で操る国王が革命でアメリカに脱出し、拷問や浪費で国民に犠牲を強いた独裁者の引き渡し要求をアメリカに訴えている最中に群集がアメリカ大使館に乱入。

大使館員・職員等を400日以上人質にした事件。




しろくまさん、当時は小学生で全然覚えていません。





だからこそ、何故こんなふうになったのか?

知って驚きです。





アメリカ人からしてみれば、大使館はアメリカの領地で外交官は保護されるべきという原則を侵したイランは酷い国と思うんでしょうが。




イラン側の人は、せっかく独立して得た指導者を失脚させられ、傀儡の国王は昼食をパリからコンコルドで取り寄せ(!?)王妃は身体をミルクで洗い(ってホントに?)、国民は飢えに苦しみ、反対派は秘密警察に捕まり拷問・処刑され。




そりゃあ怒るでしょうよね~。




この映画はアメリカの元機密文書で明らかになった事件の裏側を映画化したものなので、どうしてもアメリカ側からの視点で話が進みますが、映画の冒頭でサラっと解説された程度のあらましだけ見てもイランの人々の怒りの根深さが判ります。




映画を観ながら、いろいろ考えさせられちゃいました。