がんなのに前向きになる必要なんてなくない? | 50代看護師乳がんになる

50代看護師乳がんになる

2024.4月乳がん告知
6月右乳房温存術/リンパ郭清なし
7月病理検査/ルミナルB HER2 陰性 リンパ転移なしステージⅠ グレード2 ホルモン受容体50%↓ Ki67 20% オンコDX提出
8月 TC療法4クール
化学療法終了後、放射線治療、TS-1 1年、ホルモン治療5年の予定

がんになって言われて嬉しくなかったことばというのをちらほら見かけます

 

よかったね、早く見つかって

初期だったら心配ないね

手術したら終わりだね

 

という、初期だったら〜という言葉をかけられたことがあり、正直それが嫌でした汗

私を気にかけ、心配し、出てくる言葉だとわかっています

 

ありがたいことに職場ではこのように言われたことはありません

 

なんかね、その言葉に含まれる

 

(だから)大丈夫だよね〜

 

っていう空気がね凝視

 

そういう雰囲気を醸し出されると、

 

いやいや、再発するかもしれへんけどぐすん

 

治療まだまだ続くけど、仕事に元通り復帰できるか心配やねんぐすん

 

なんていうネガティブなこと、なんにも言えなくなるんですよね

注:個人の見解です真顔

 

だいたい、まだ手術前で実際はどうなのか確定もしてない段階です

 

もっと病状が重い方にとっては

何を甘えたことを言うてるねんむかっ

と思われるであろうことは重々承知しています。申し訳ありません

 

 

術前の休みに京都へ日帰り旅行に行ったり、退院予定日から数日後に終わるデパ地下の催しに行けるかどうか、真剣に悩んで夫に呆れられたりにやり

 

そんな人間ですから、周囲からはお気楽そうに見えるけど、こんな私にも不安な気持ちはあるんですよ驚き

説得力にはかけるけどあせる

 

わかってるんですよ。一応看護師ですから

データ的なものも頭では理解してます

 

自分も医療者側として、そんな風に接したことがゼロではなかったと反省もしています

 

私みたいな性格でも、時に黒いものに押しつぶされそうになるんです

 

もっと重いものを抱えている患者さんに、自分はちゃんと向き合ったのか、理解しようと努力したのか、考えなさいということなのかもしれませんね

 

怖くて目をつぶって、見ないようにして全力で走り抜けてもいいし

 

じっとただ時間が過ぎるのを待つ日があってもいい

 

正面突破だけが正解じゃないし、一旦考えを止めるのは逃げじゃない

 

もちろん、明るく前向きに治療にむかうのも良いことですよね

 

患者さんが100人いれば対応も100通りだと、これまで繰り返し学んできたこと

 

もう1回、立ち返って考えてみようと思うこのごろです