前の投稿(身体内の「戸締まり」1~3)で「すずめの戸締まり」が免疫作用の情景のようでかつすずめの存在が異変対処の変容の引き金ではと書きました。
 
これまでは要石、閉じ師で防いできたミミズ現象に対処できなくなる難局にすずめが巻き込まれるパニックムービーかと思えば、移動中に出会う人々との交流にロードムービーの側面も感じました。
 
震災をある通過点にしないという思いを感じる本作品。
 
自分にとっては、自身の病気を知り、調べて困惑しながら医療機関を探したり、失望しながらも医師や医療関係者、周りの人々と過ごしたりした日々と、誠に勝手ながら(笑)どこかシンクロするような気がするのです。
 
すずめのような勇気も強さも(若さも優しさも素直さも可愛さも、もっとあるかな 笑)ないけれど。