「すずめの戸締まり」では、扉(後ろ戸)から強大な雲状エネルギー(ミミズ)が吹き出す現象が描かれます。

扉の決壊を阻止する要石とその地点を見つけ出して扉を締め鍵をかける「閉じ師」の存在がありました。

吹き出しが人の営みから外れた廃墟に現れることにも納得感を覚えながら、身体内で細胞の悪性化を防ごうとする作用を想起しました。

なんだか要石(ダイジン、サダイジン)や閉じ師が、リンパ球の免疫系(困った言葉 「免疫」参照)のキャストに見えてきます。ダイジンが持ち場放棄になったときはこれが悪性細胞に無力化された状態?!と思いました。

そして、扉が閉じることを祈りながら、はて、すずめの役割は……と考えました。