手術からしばらくすると、歩ける距離が順調に増えました。まだ管はあるけど輸液ポンプが外れたので、点滴棒を連れて院内カフェに行ってもよいか執刀医に聞いてみました。
 
「いいですよ。管に気をつけてね」
案の定甘いものは控えめにと釘を刺されましたが、許可がおりたのでカフェへGO!
 
ここは入院患者でも気後れせず入店できます。そして客席で寛いだり、おしゃべりしたり 、PCに向かっている人々の存在が日常を取り戻したように感じさせてくれます。
 
クリームが鎮座するドリンクを横目にブラックコーヒー一択で。と賞味し始めたもののどうも味覚が本調子ではないよう。
 
味覚はともかくカフェ通いを日課とし、徐々にコーヒーの香りや美味しさが実感できるようになったころ、退院と相成りました。