「毛もなくなるけど腫瘍もなくなる。それ以外は今までと同じ」をイメージして治療に臨みましたが、やってくるのは副作用の一言で片付けられない症状の数々。代名詞のような「吐き気」は細胞障害性抗がん薬の多くに発現するもの。近年よくなっていると聞いた支持療法(制吐剤ステロイド)のおかげか、悪心といっても「ムカムカ」の「ム」ぐらい。

思えば、自分の薬についての薬剤師の説明で、暗示にかけられた気もします。「吐き気には脳からくるもの(気のせいなの?)と胃腸の障害によるものがある。まず胃腸不調(便秘含)にならないように」。お腹の調子の維持を最優先とすることにしました。