まるさん、半側脊椎(はんそくせきつい)を確認 | 仲良しパグ家族!まるべる家へようこそ~

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パグ犬家族 まるべる家で繰り広げられている
ごくごくフツーの日常を ダラダラと綴っている日記です

※記録※ (長いので必要のない方はスルーでお願いします。)

11月13日、夜中の2時30分過ぎ~朝方までのこと。
まるが何度となく「キャン鳴き」をし、その都度、数分間の震えあり。
どこが痛くて鳴いているのか分かってあげられず、そのまま朝を迎えた。






その日、私と旦那は隣の部屋でそれぞれ寝ていた。
(不仲による同居内別居とかって訳じゃないのよにひひ
私の方にはまる以外の3人が、まるは旦那と一緒に寝ていた。
もう眠らなきゃなぁーと布団に入った矢先の出来事だった。

ただならぬ鳴き声に驚き、すぐ隣の部屋に向かいまるを見るも、
「ママ、どうしたの?」位の表情で私の顔を見つめるだけ。

「まる、どうしたー?」と声をかけると尻尾が軽く揺れる。
でも頭を撫でようとするとビクっと体を震わせ軽く拒否、
今居た場所から少しズレて座る。
旦那と顔を見合わせ「まるのこと、寝返った時に蹴っちゃったのかな?」と話す。

特に何もなさそうだったの部屋を出ようとしたその時、2回目の「キャン鳴き」
慌ててまるのそばへ寄り、触ろうとするもキャンキャンと鳴きながら拒否される。
その後、数分間の小刻みな震え。
でも移動する際の歩行に関しては問題なし・・・に見える。

うーん、どうしたんだろうか?
原因が分からないので何もしてやれない。
幸いな事に翌日は土曜日で仕事がオフ。
朝一番で受診しようとまるに言い聞かせ、寝る事に。

そのまままるを旦那の元へ置き、私は隣の部屋にある自分の布団へ戻る。
すると、まるも一緒に着いて来た。
私の枕元にセッティングしておいたベッドに入り身を預けるも、
ふと体勢を変えると何らかの痛みが走るらしく、その都度「キャン鳴き」
これが何度となく続き、、、、
何もしてあげられないけれどもせめて・・・と、
まるの頭を撫でながらそのまま二人してウトウト。。。
でも何度となくある「キャン鳴き」で、ほぼ寝られずに朝を迎えた。
朝までがすごく長かった。
痛みで苦しんでいたまるの方がもっともっと長く感じたのだろうな。











朝。
残り3人の朝ごはんを済ませ、いざ病院へ。
まるには朝ご飯を食べさせず、空腹のまま連れて行く事にした。
病院へ行く間の車中、一度も鳴くことなく、
いつもより少しおとなしいかなー?位のまるだった。
でも病院に着き、車から出そうと抱き上げようとした瞬間、「キャン鳴き」
待合室でも比較的おとなしく・・・・
いつもだったらもう少しそわそわしちゃうまるなのに、
おとなしく椅子に座ったままって事は、やっぱりどこかが痛いんだねー。

病院にて。↑↓ しょぼぼーん顔のまるさんあせる




名前を呼ばれていざ診察室へって時。
少し興奮したのか?体を軽く捻ってしまったらしく、
もう一度、しかも大分大きめの「キャン鳴き」
この声を聞いた主治医、目をまん丸くして驚きを隠せない。
だってこんな鳴き方、私も主治医も初めて聞いたんですものしょぼん

軽く触診やら神経学的検査やらを行っていたのだが、
痛みが大分強いらしいので満足に触らせてもらえない。
でもこの時点で主治医は「胸腰椎かもしれない」と思ったらしく・・・。
ただどの部位なのかを確認するにはやはりレントゲンを撮らないと。
痛みが強い今ではレントゲンを撮るのも大変。。。との事で、
そのまま一時預けをして検査してもらう事に。
検査が終わったら電話連絡をくれるとの事で、私も一時帰宅。
その間、お留守番している残り3人のお世話と家事、用事を済ませることに。













16時。主治医と電話で話す。
病院に預けたところからの話から始まる。

まると別れた後、まず鎮痛剤を投与し痛みの緩和を試みる。
痛みが薄れてきた矢先、本人の意思で大小の排泄があったとの事。
排泄時は特に問題もなく済ませられた様子。
鎮痛剤が効いて痛みが和らいでいる間にレントゲン撮影。
その後は点滴で栄養剤、鎮痛剤等を投与されながら高濃度酸素室で安静に。
薬が効いているおかげで、ものすごいぐっすり寝ていたとの事。
そりゃーそうだ。夜中ずーっと痛みと格闘して寝ていないのだから・・・。
レントゲンの結果、やはり胸腰椎に変形が見られ、そこが神経に異常を引き起こし、
更に周囲が炎症を起こして痛みを発症しているとの事であった。
発症個所としては、胸椎12.13番目及び腰椎1番目。


疾病名:『半側脊椎(はんそくせきつい)』
半側脊椎とは・・・
先天的脊椎奇形の一つ。
半側脊椎は脊椎の分骨である1つの椎骨の半分が骨化していない状態です。
胸椎に発生することが多く、成長するに従って奇形の椎骨は圧力に耐えられなくなり、
背側に押されていくことで内部の脊髄も圧迫されるようになります。
後肢の麻痺、ふらつきや起立不能、排泄のコントロールができない等の神経症状が現れます。
脊椎奇形はフレンチ・ブルドックのような短頭種の犬の胸部脊椎に最も多く発生します。




主治医曰く「とにかくここ数日は絶対安静にしてください!」

って言われてもさ、家に帰れば絶対安静になんかしている訳がない。
痛みが強いままなら本人も辛いだろうから動かずじーっとしているとは思うが、
鎮痛剤で痛みのコントロールが出来ている今では到底無理な話。。。
まるがパピーの頃からの、もう10年来のお付き合いになる我が家の主治医。
まるべる家の事情なんかも理解してくれた上でのお言葉だと思うが、
「このままお預かりして入院という形にしませんか・・・」と。
発症から数日のケアがとても重要らしく、ここを怠ると後々、麻痺が残ったり
最悪、歩行出来なくなるかもしれないという事もあるそうだ。

まるにはかわいそうだけれどもここは主治医の提案に甘えさせてもらい、
その後3日間、まるは入院生活を送る事になりましたあせる
あの痛みに耐えたまるに会って褒めてあげたかったのはやまやまだったけれども、
会ってまたすぐに別れるという残酷な事はしたくなかったので、(私もねべーっだ!
病院へは行かず、そのまま入院させてもらいました。
まる、早く痛みが治まるといいね!お迎えの日まで頑張ってね!!













11月16日(月)退院日
午後の診察の一番遅い時間にお迎えに。
ちょっと画像が上手く取れていないんだけど、発症時14日の昼間のレントゲン。

丸く囲んである所が発症個所。(丸の中の明るい点はライトが映り込んだもの)
骨の形が見えにくいのは炎症が強く出ているからとの事。
普通の椎骨は本来横長い形をしているのだけれども、
半側脊椎とは楔形や蝶形になっているのが特徴だそう。
13番目胸椎と1番目腰椎が顕著に現れているとの事。

半側脊椎の根本的な治療法はなく、ステロイドや痛み止め等の内科療法及び
保存療法が主体であるそうだ。
まれに脊髄除圧術、椎体固定術等といった手術を行うこともあるとの事。
今の状態ではまだそこまで重症ではないのでよかったが・・・。

今後の対策としては、なるべく再発症をさせないような生活を心掛ける事が大切だと。
激しい運動は控える、段差(階段)・ジャンプなどを避ける(控える)、
背骨を地面に平行に抱く、体重管理 等。。。。



3日ぶりに家に帰って来たまる。
「ぼく、寂しかったんだよー」とひたすらアピールしていましたよ笑













こちら先日のブログで載せたものだけど、11月28日のお散歩の時のもの。
この時は発症から既に約2週間ほど経過していて、状態としてはひとまず良好。
ただし、引き続き階段や段差には注意しているけどね。



この日の動画。
お散歩も終了し、家まで戻る道での姿です。

発症当初は右後ろ足に少し麻痺が見られたんだけど、今は見受けられない。よかったー!












12月5日(土)
半側脊椎発症から約3週間経過。
再診の為に病院へ向かう車中のまる。
もう何ともないのか?ニッコニコのお顔だよん音譜





で、こちらがレントゲン。
炎症がすっかり引いたのか、今回は骨の形がよく見える!
長方形の形が崩れて凹んでいるのが分かりますよね。



まるは2012年の夏に馬尾症候群を発症しました。

馬尾症候群(ばびしょうこうぐん)とは・・・
脊椎は、頚椎・胸椎・腰椎・仙椎に分類され、各椎体は椎間板によって結合されています。
椎体の中には脊柱管があり、この中を脊髄神経が通っています。
脊髄神経の末端は、ちょうど馬のしっぽのように神経が細かく分かれており
この部位を「馬尾神経」と呼びます。
馬尾神経は、運動による負荷や不安定を受けやすい腰椎と仙椎の連結部付近にあります。
また神経が通る管が他より狭くなっている為、椎間板の突出などにより、
馬尾神経が圧迫され、さまざまな神経障害を引き起こしやすいのです。
たくさんの神経が集中している場所なので、細かく分類すれば
障害を受けた神経により別の病名が付くこともありますが、
これらの病気を総称して「馬尾症候群」と呼んでいます。
一般的に大型犬の雄によく見られ、中でもジャーマン・シェパードは好発犬種とされています。


それ以来、階段や大きな段差、かけっこや激しい運動等を控える、
使っていた座面の高いソファーは止めて人間用の低めのソファーベッドに替え
更に昇降用のステップを付ける等、一応気を付けてはいたのですがしょぼん


今年の9月で10歳を迎えたまる。
馬尾症候群発症も半側脊椎症の発症も『加齢』が原因の一つにあるそうです。
やっぱりそれだけお年を召して来たってことですよねしょぼん
半側脊椎に至っては生涯発症することなく(気付くことなく)普通に生活を送れる子もいるそうですよ。

骨の奇形自体は先天性のものなので治すことは出来ないけれど、
これからは症状が悪化しないように日々日々、気を付けていかないとだね。
少しでもまるの体に負担がかからないようにすることが飼い主に課せられた事。
うん、気を付けるよー!だからまるももう少し慎重に行動してね。
だって、もうそれなりのお年なんだからさあせる


今、まるべる家の面々はみんな元気いっぱいです!
日暮れが早くなって来たのに加え、私の帰りも連日あまり早くないという事で
暖かいうちのお散歩に行けなくてフラストレーション溜まりまくっていますが笑
何とか時間作るからね、もうちょっと我慢してねビックリマーク

そうそう、まるに限らず、まるべる家の面々が同じ症状を発症することだってあるんだ。
日々日々、きちんと見ていかないと・・・。
東京オリンピックまではまだまだ時間があるよ。
東京オリンピック2020 家族全員で観るんだからねチョキ








これからもっともっと寒さの厳しい季節になりますね。
冷えからも症状が出てくる可能性があるというので、防寒対策はきちんとしなくちゃね。
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